新しいパーティー
(今日は日中忙しく時間が取れない為、早い時間に投稿させて頂きます。何時も投稿時間がバラバラで申し訳ございません)
ギルドにくるとギルマスのマタベリア辺境伯から呼ばれていると言われ会議室に案内される。
中入るとタンクのシーザンが1人座っていた。シーザンの向い側の椅子に座
するとハルアさんとマーチさんがギルマスと共に入ってきた。
「さて、これで必要な人材が揃ったの。
すまんがこれから調査が終わるまでの間、ここにいる全員でパーティーを組んでもらう」
「「パーティー?」」
俺とシーザンの声が重なる。
「これから説明する、ゆっくりと話しを聞いてくれ。それと誰にもこのパーティーの事は言ってはならん。
これはギルマスとしてだけでなく、マタベリア辺境伯としての指示でもある」
驚いたが今さら断れる雰囲気でもなく仕方なく頷く。
「タツキ、先にお前さん達のレベルとギルドランクを教えてもらえるか?」
マタベリア辺境伯からそのように言われ仕方なくギルドカードを出す。
ダリア ビンセント
16歳
女
ギルドランク D
レベル40
最大HP3508
最大MP4009
スキル 剣術(スラッシュ.ストッシュ.ダブルスラッシュ.クロススラッシュ.パリィ) 弓術 格闘術 治療術
取得魔法 身体強化 魔法強化 魔力調性 生活魔法 氷魔法 回復魔法
タツキ ムルシア
18歳
男
ギルドランク D
レベル 45
最大HP3896
最大MP5081
スキル 剛腕 瞬足 剣術(スラッシュ.ストッシュ.ダブルスラッシュ.クロススラッシュ.パリィ) 格闘術 裁縫 暗視 精神耐性 ????
取得魔法 索敵 身体強化 生活魔法 隠匿魔法
「フム、やはりCランクにあげても問題無いレベルじゃな。
タツキ、ダリア。これこら我々がこなすのは最低でもCランク以上でないと駄目だ。
よってお前達2人をCランクに昇格する」
「まあ、分かったよ。それより今日は早めに終わるかい?」
「なんじゃタツキ。今日は何か用事が有るのか?」
「ギルマス。私も今日は用事があります」
「うん、ハルアからは聞いておる。マーチと用事があってこの後出かけるだろう?」
「「ハイ」」
「それじゃ早めに終わらせるかの」
マタベリア辺境伯から語られたのは、少し驚く内容だった。
悪魔の森の中程に聖教ナイトの施設があり、その施設の解体と聖マリーンナ教会に捕らわれた回復魔法士の救出が目的なのだと言う。
聖教ナイトは広大な悪魔の森の中に独自の訓練施設を作り、そこで約200人程が暮らしている。
そしてその施設は、懲罰房を兼ねたものらしく教会に批判的な者や教会から逃げたしたりした奴を捕まえて捕らえて置くための施設なのだと言う。
この情報は悪魔の森にあるこの教会施設から逃げたした者がたまたま訓練中の兵士に保護され、そして発覚したのだ。
マーチさんが1人で潜入する事に成功して、施設の作り人員の配置等は大体分かっているらしい。
だが、悪魔の森に兵士を送る等完全に不可能な話しなのだと言う。
悪魔の森と名前がついた程のモンスターの巣窟。そして最深部にはドラゴンを越えるモンスターがいる。そう言われる程の場所だ。
「原則、ワシはギルドから離れる事ができん。それでハルアのテイムしているモンスターを使い通信を行う。
教会施設に入る時はハルアにも同行してもらう。
それまでマーチ、シーザン、タツキ、ダリヤの4人で道をつくって欲しい」
「道? どんな道を作るんだ?」
「いわゆる目印だ。教会の施設を落とした後、嫌が上でも兵士達が施設まで行き保護と殲滅が必要だ」
「わかった」
「ちょっと良いだろうか?」
それまで黙っていたシーザンが声を出した。
「俺以外はみんな知った顔なのだろうが、俺は今一つ納得が行かない。
タツキとダリアの実力が知りたい」
「フム、ハルアはよいのか?」
「テイマーの方ですよね。なら不要でしょう実際に自分が戦う訳じゃない。後方要員だ」
後方要員の言葉にダリアが怒りを覚えたようだ。
「仕方ないのう。今日は闘技場が空いている。タツキ、ダリヤの実力を見せてもらうか」
そこで会議室を出る。ハルアさんとマーチさんは用事が有るとかでここで別れた。
「さて、ワシが立ち会いを勤める。武器は木剣を使うように」
シーザンが盾を構え木剣を腰にさした。
「魔法が使えるなら遠慮はいらない」
「そ、なら私から行くね」
ダリアが中段に木剣を構え木剣に氷魔法を纏い攻撃を始める。ダリアの攻撃を盾で全て受け止め、隙をついてダリアを攻める。
途中でダリアが攻撃を止める。
「あのさ、あんた馬鹿にしてるよね」
シーザンが顔色を変える事なくダリアを見る。
シーザンが攻めに切り替えた時だ。
ビキ!! 突然、シーザンの持つ盾が音を盾2つに割れる。
「私はこの辺で勘弁してあげる。タンクの癖に盾が無きゃ意味ないでしょう」
シーザンが不思議そうに折れた盾を持ち見ていた。
そこにはヒビに沿って薄い氷の幕が張っていたように見える。
流石ダリアだ。最初の一撃でつけたものだろう。シーザンが先程より強く重そうな盾を準備して戻ってきた。
「次はタツキだ」
「そうか? ダリアは認めたと言う事か?」
「ああ」シーザンが軽く頷く。
対峙してダリアの言う事がわかった。シーザンが馬鹿にしているのか、前のパーティーの仲間に合わせているのか。
極端に実力を押さえているのが分かる
長木剣を持つ。後ろ下段に構え、腰を落とさず高い姿勢を取る。
「そんな感じなのか? アンパイと変わらない程度か」
シーザンが呆れた顔で俺を見て、ボソッと独りごちる。
わざと大降りに振り盾を狙う。
ゴガン! バン! ドゴン!
大降りで力任せに長木剣をふるいシーザンを攻める。シーザンは盾をしっかりと持ち腰を落とし攻める気配を見せない。
ドガン!! ズザザザザー!!
俺の蹴りを受け数m程後ろに下がる。
「こんなもんで良いのか?」
「良いだろう。でもお前もアンパイと実力は変わらないな、ダリアの方が強い」
「あのさ、持ってる盾を良く見てみな。お兄ちゃんが物凄く手加減していたことに気付いていないの?」
そう言ってダリアが指さす。
「盾?」シーザンとマタベリア辺境伯が盾を見る。
マタベリア辺境伯が盾を持つと盾がバラバラに砕け散ってしまう。
「お兄ちゃんが本気で戦ったら、あんたの首が体から離れていたはずよ。
私達は自分の実力を出せない人に真剣になる程暇じゃ無いの。じゃあね」
ギルドを出ると、ダリアとマーチさんが好きなパンケーキのお店にくる。
「お兄ちゃん、どうしたの?
自分からパンケーキのお店にくるなんて」
「いいから、いいから」
そう言うとお店に入り個室に入る。中にハルアさんとマーチさんがいて、ダリアが驚いていた。
不思議そうな顔をするダリアを座らせる。
「ダリア、16才の誕生日おめでとう」
「え?」
「「「誕生日おめでとう」」」
「あ、ありがとう。
ど、どうしよう。感激しすぎてふるえて来ちゃった」
これからも、こう言う日を大切に迎えれる事ができますように。




