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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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何時もの出来事

隠匿魔法を使いブラックウルフの近くにくる。

数にして14匹程とかなりの群れだ、ダリアの攻撃準備が終る。手前にいるブラックウルフの3匹を隠匿魔法をかけたまま斬る。


その後、タイミング良くダリアの放ったアイススラッシュが群れの後方にいる5匹をとられた。


群れのボスらしき個体を中心にブラックウルフが凍結する。


スラッシュを剣に纏わせ隠匿魔法をとく。一瞬驚いたのか、ブラックウルフの頭が下にさがる。


「今だ!!」


走って来たダリアと共に残りのブラックウルフの群れを倒す。

ブラックウルフをしまいギルドに戻り買い取りを依頼。それから依頼板をみてどのような依頼が有るかを確認。


メインはモンスターの討伐、商人や農家さんからの依頼が多い。

だが、昼過ぎでこれだけモンスターの依頼が多く残っているのは珍しい。


他に何か人気の依頼等があるのかと見ているとCランク以上は護衛がメインのようだ。


商人、鉱山、測量、畑の見回り等だ。その数の多さに少し驚いてしまった。


また、Dランクの依頼板に戻るとダリアが来た。


「お兄ちゃん、受付の人が来てほしいって」

「わかった」


そう言ってダリアと手を繋ぎ受付にくる、受付に来ると渡されたのがダンジョンの資料だ。


「ダンジョン? マタベリア辺境都市にもダンジョンが有るんですね」


「ハイ。ルルダンル程大きな物では無いですが一つ存在してます。


実はそこのダンジョンの調査をお願いしたいのです」


「調査はどういった物ですか?」


「これが地図に記載のある内容です」

そう言って地図の下を指差す。


「階層と出るモンスターに相違がないか?


新な階層が出来ていないか?


新しい種類のモンスターが出ていないか? 等です。


以前に5階層にてゴブリンロードが率いたモンスターウエーブが起きた事が有って、その時は数にして約100匹のゴブリン達が群をなして階層を降りてきた事が有りました。


そう言った事がある時も教えて欲しいです」


「了解しました。初級ダンジョンと対して変わらない気がするので受けたいも思います」


ダリアと共に必要な物を買い宿に来て、部屋に入り色々と準備をして抜けがないのを確認した上でベットに横になった。


お昼過ぎだと言うのにウトウトとしているとダリアが帰ってくる。


ダリアが部屋を出て誰かを部屋に招いた。聞き覚えの有る声だと思ったが誰か分からず、その後ダリアと2人で部屋を出たようだ。


夕方に目が覚め部屋を出て食堂に入るとマーチさんとダリアが楽しそうに盛り上がっていた。


「お兄ちゃん、こっちこっち」


ダリアに呼ばれて席に座る。


「なんかご機嫌だね?」


「ふふ、マーチさんとパンケーキのお店に行ってきたの」

「そうなんです。やっぱりルルダンルにいました、あの職人さんがお店を待ってました。


ね!」


「そうなの。やっぱりあの人の作るパンケーキは違う」

「ハイ。やはりこの違いが分かるのはダリアちゃんだけです」


そう言ってお互いに手を握りしめ、♡の目で見つめ合っていた。


ダリアもマーチさんも綺麗だ。そんな2人が手を取り合って見つめ合う姿は何か異常な気配を醸し出しているようで、回りから見られてこそこそと指を差されてしまった。


◇◇◇◇◇◇


翌日、準備をととのえダンジョンにくる。


悪魔の森と違い、はげ山の中腹に存在していた。割りとダンジョンを使う人が多いのか道中に露店等があったのには驚きを覚える。


ダンジョンの入り口前にはそこそこ広い広場があり、点々と野営の為のテントが立てられていた。


入り口にいる兵士に声をかけて中に入り地図を出し隅々までみて回る。


1階層は問題は無し。2階層に入り地図の記録を確認しつつくまなく記録をしている。


1階層からずっと後を付けて来る者達に変化が起こる。一気に距離をつめてきた。

2階層にはセイフテイーポイントと呼ばれる休憩ポイントがあり、そこに向かう。


都合良くセイフティーポイントは袋小路になっていた、ダリアと共に剣を隠し持ち付けて来た奴らを待ち受ける。


やって来たのは5人組の冒険者だ。


「お兄ちゃん達、このダンジョンは初めてかい?」


「そうだ。それがどうかしたか?」


「いや、やけに熱心に地図を見ていたからね」


「ギルドからのマッピングの依頼だ。地図と違いが無いかの確認作業中だ」


「そんな嘘を付くとは頂けないね。


通常はそのダンジョンに長けた者がやるのが習わしだ。

新参者がやるなんておかしい限りだ」


「そうか? 文句なら、ギルドに言ってくれ」


お互いに引くつもりがないと分かるとどちらともなく臨戦体制に入る。


相手は5人、特に後ろでボケッと立つ男が一番強い。


後は注意が必要な奴が2人、ベテランだろう2人だ。残りは新人2人ですでに緊張し過ぎて手に汗をかいているようだ。


ベテラン2人が前に出る。


「おい、ここで嘘を認めたら怪我しないで帰れるぞ」


「お心遣いに感謝するよ」


すでに剛腕と瞬足のスキルは発動させている、そんな中何も警戒することなく近づいて来る2人を一気に攻める。


前に出たベテランのうち左にいる男の両腕を斬り落とす、その直後カランと剣の落ちる音がする。


「ツッ!!」

不意に強く息をはく音が聞こえ目の前に剣が飛び出す、それをギリギリでかわすと少し後ろに下がる。


ボケッと立っていた男が動いた。


「お前ら何者だ?


お前だけでなく後ろの女も中々の強さだ」


「人に話を聞く前に、自分から名乗るべきじゃ無いのか?」


俺と男が対峙している間にダリアがベテランの残りの男と対峙する。


「お前らは実力の半分も出していないな?」


「何の事だ?」

「とぼけるな、それだけの魔力を隠して剣だけで勝負をしようとしている。


特にお前だ」


そう言って指を指されたのは俺だ。こいつ何を言ってるんだ? 


「ブハ!!」

そう思っているとダリアの吹き出した声が聞こえた。


「そうか? 馬鹿にしてるんだな? なら、俺の本気を見せてやる」


男が構える、そっと剣にスラッシュを纏わせると下段に構えて相手の出方を待つ。


攻めてくる気配がなくこっちから攻めることにした。

瞬足スキルで相手に近付くと、右肩から腕にかけて剣を振り抜き相手の腕を斬り落とす。


その動きに全くついて来れない様子で俺を見て呆然としていた。


「何だ? お前のその動きは?


え? 俺の腕がない。え? つ、剣は?


え? 俺が負けたのか?」


混乱したのか、そう言うとセイフティーポイントを出てどこかに走り去って行った。


するとダリアと対峙していた男が倒れた男を引きずるように逃げていく。


若い冒険者が出ていく時に余程悔しかったのだろう。


「今日はこの辺で勘弁してやる」「覚えてやがれ」


そう口にして逃げていった。



     ◇◇◇◇◇◇◇


いつも読んで頂き有難うございます。

読んで頂いている方がいると思うとモチベーションがあがります。


この小説を読んで「面白かった」「もっと読んでも良いかも」と感じて頂いたら↓☆を★に切り替えて頂いたけると有り難いです。


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