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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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43/216

決定

その2人がどういう訳か門の前で待機していた。子供達を警備隊に返すどさくさに紛れて1人先に自宅に戻って来た。


俺はキョウコ アルビアータ。こいつが大嫌いだ。


先ず酒癖が悪い、その上、酔うと誰彼かまわずに人の頭をバンバン叩く。何より俺とダリアを虐めていた奴らをずっとかばい続けた人物だ。


家に戻りベットに入り横になる、気が付けば日が陰って来た。


すると間も無くダリアが帰宅する。ブリットとサーフィンと打ち上げをしていたらしい。


「お兄ちゃんただいま」そう言うと地下室に入ってきた。


「お帰り、ご飯はいらなそうだね」


「うん。もう食べれない」


「じゃあゆっくりとしてて。お兄ちゃんも食べたら休むよ」


「うん。じゃ先寝てるお休み」


珍しくダリアが1人でベットに潜り込んで直ぐに寝息を立てる。


拠点変えようかな、真剣にそう思った。キョウコ アルビアータが来た以上、面倒な事が多く起こるのは目に見えている。


他の貴族連中や自分のブレーンは必ず連れてくるだろうし、そうなると確実に警備隊に協力を求めて来るはずだ。


折角抜け出した部隊と同じ事が起きるのは嫌だな。


やっぱり拠点変えよう。辺境都市のマタベリアが良いいかな、あそこは聖マリーンナ教会嫌いを広言している辺境伯が領主だ。おまけに宰相 ウエイトと物凄く仲良しだと聞く。


う~ん。この際だから他の国にも良いいかな。


隣国だと農業国家のアップルランド。観光国家のマダラカスも良いかもな。


後はダリアと話し合って決めないとね。


翌朝、ダリアがイライラとしながら部屋にくる。


「ダリア、おはよう」

「お兄ちゃん、おはよう。


もうね、朝からギルドと警備隊の人がうるさいの。


依頼終わりだからゆっくりさせろって言ってるのに(怒)」


「そうか、所で買い出しに行こうと思ってるんだけどどう?」


「何買うの?」


「食材、やっぱり大人数だったでしょう。ストックしてある食材がほとんど空になったのんだよね」


「確かに、人数は多いし警備隊の人達自分達の食糧準備してなかったしね」


ギルドと警備隊の呼び出しを無視してダリアと2人で食材を買い足す。

その後、パンキーキのお店に来た。ここはダリアとマーチさんのお気に入りのお店だ。


「うん?」


何時もの用にパンケーキを食べ始めたダリアの手が止まってしまう。


「お姉さん、料理を作る人変わった?」


ウエイターのお姉さんが困った顔をする。

「そうなんです。自分の故郷で店を持ちたいって言って」


「そっか。でも美味しいから頑張ってね」


ダリアにはわかるみたいだが俺にはさっぱりだ。何がそんなに違うのだろう?


何軒かパンケーキのお店をはしごしていた時にギルドの職員に見付かってしまいギルドに来た。


そしてギルマスのレインの部屋に通されると不機嫌なレインと向き合いながら座る。


「タツキ、度々職員をやったのは悪いと思う。だからと言って無視する事は無いだろ」


「俺はギルドの職員じゃない。呼び出しに応じるか否かは俺達が決める事だ。


本当にギルドと警備隊はうるさくて仕方ない」


「警備隊も来ていたのか?


まあ、それは置いといて先ずは報酬だ。これは警備隊から正式に支払われた物で、こっちはギルドから支払われる物だ。


受け取ってくれ。


それと正式にCランクに昇級出来るがどうする?」


「昇級に関しては遠慮する。実際にレベルも実力も追い付いていない」


「そうか、ちょっとマーチと代わる。2人に話が有るらしい」


レインが部屋を出るとマーチさんが入ってきた。


「お二人共、お疲れ様でした」


何時もの雰囲気と違い少し落ち込んだ感じに見える。


「マーチさん。やっぱりパンケーキの職人さん、変わった事に気付きました?」


ダリア、そこじゃ無いと思うよ。


「そうなんです。私それが許せなくて」


「そっちなんかい」

あ、思わず突っ込んでしまった。やられた、この2人のペースに巻き込まれた。


マーチさんはすました顔でさらに話す。


「それでですね。その職人さんが辺境都市のマタベリアに帰ったらしいんです」

「え? マーチさん。追いかけるの?」


いや、ダリア違うと思うよ。もっと深刻な顔してたよ。


「ハイ!! 私も辺境都市、マタベリアに行く事にします!!」


立ち上がりそう宣言する。


「そっちなんかい!!」


マーチさんとダリアが俺を見る。

「何でしょうね」「冗談一つ通じないなんて」


「嫌ですわ」「本当、怖いですわね」


2人がそう言って俺を見る。


「す、すみませんでした」

って、これじゃ俺が悪いみたいじゃないか。


「ま、て言う事で私は辺境都市のマタベリアに移動となりました。


それでこれはお願いと言うか、本当に良ければ護衛として辺境都市のマタベリアまで同行頂けないかと思いまして」


「「いいよ」」


「はや、はっや! あの? 辺境都市ですよ?


普通もっと考えません? 優に馬車で1ヶ月ですよ、おまけに片道キップですよ。


辺境都市から別の依頼を探してもらって帰ってもらわないといけないんですよ」


「いいよ。マーチさん私の親友だし」


「は、こ、これは。ついに私を嫁として受け入れる。そー言う事ですね♡」


「ちゃうわ!」


ダリアが盛大にマーチさんに突っ込んだ。


「実は今日、ダリアと話合ったんですが、我々もルルダンルを出る事にしたんです」


「へ?」


マーチさんが完全に固まる。


「ど、ど、どどういう事ですか? え? え? 何か私しました? 


もしかしたらレインがダリアちゃんにちょっかい出した?」


「落ち着いてください」


マーチさんに軍にいた時の話をする。


俺達が軍にいた時、常に俺達の居場所が虐めている連中にばれたていた。

その意味がまったく分からなかった。でも、それもそのはずだ。


俺達を保護するようにルージ兵団長から指示を受けていたキョウコ アルビアータが情報を横流ししていたからだ。


それを知らずにかなりの間やられ続けた。それもマナディア様の元にダリアが行く事が決まった時までだ。


まぁ、それと同時に俺も連中を倒す位に強くなった事もあり、虐めに合わなくなったけどさ。


そんなおり、キョウコ アルビアータと虐めっ子が仲良く食事をしながら俺とダリアをどうやって追い出すかを協議していた。


俺は2人が食事をしているテイブルの直ぐ後ろにルージ兵団長、マナディア様、ダリアと俺が共に座っていた。


キョウコ アルビアータ達の話を最初に気付いたのはマナディア様だった。


それをルージ兵団長が確認。マナディア様とルージ兵団長の連名で軍法会議が開かれた。


キョウコ アルビアータと虐めっ子は3階級格下げになり、2人とも100人隊長をしていた俺の下に配属。


虐めっ子はその日。親から断罪された上でその日のうち何者かによって殺されてしまう、噂だが時の王妃候補に目を付けられるの親が避けたと言われている。


キョウコ アルビアータは俺に対し泣きながら許しを求めた。が、俺が許すはずもなく俺の監視下の元で急襲隊の一員となる。


王都の大商会の会長が誘拐された事件でキョウコ アルビアータも同行。


その際、自分のミスで左足を失う怪我をする。治療のかいなく左足は膝上から下が無い。


「そんな事があって、警備隊の隊長にキョウコがついたと言う事は我々に取っては凄く嫌な事なんです。


それに移動先の候補にマタベリアも入っていたので問題無いですよ」


そうマーチさんに伝える。


     ◇◇◇◇◇◇◇◇


物語の登場人物に付いて。


キョウコ アルビアータと言うキャラクターですが、主人公のタツキの天敵のような存在として考えました。


物語を動かすのに、こう言うキャラクターがいるとより分かりやすいのでは。そんな風に考えて登場したキャラクターです。


主人公の天敵キャラの為、登場回数は少ないですが重要な場面で登場してもらう予定です。

すみません、あくまで予定の為これっきりと言う可能性も捨ててません。




マナディア様と言うキャラクターに付いて。

現在は第四王妃。主人公のタツキとダリアを良く知る人物で、唯一タツキが言う事を聞く人物。そして2人を子供の頃からずっと助けてくれる人物です、時々物語に出てきます。タツキとダリアに対して自らをお姉ちゃんと呼んでいます。


回りの人達からは唯一タツキに言う事を聞かせる事が出来る人物として、猛獣使いと揶揄される事もあります。


ルージ兵団長に付いて。

主人公のタツキが軍に入隊してからずっとお世話になってる人。

タツキにとっては父親代わりような存在です。貴族出身で実力者、見た目は厳つくて顔もかなり強面な顔を妄想しております。


基本的に名前だけ出演予定のキャラクターとなっています。何処かで出て来るかも知れませんが何も決まっておりません。


マーチさんと言うキャラクターに付いて。

12星座の一つ、乙女座の勇者。

正直に強い人です、一応冒険者の中でも最も強い勇者と言われる冒険者。


いつもタツキとダリアの間に入って、何とかタツキとくっつこうと努力を怠らない人物。


キャラクターの中では最初から最後まで登場予定。まあ、私(作者)の事です、途中で面倒になり登場しない可能性あったりはしますが、基本的には良く登場する予定の1人です。


上記、ルージ兵団長の姪に当たります。一応貴族出身と言う設定です。

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