表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/216

面倒な出来事3

スマイルの左肩に長木剣を打ち込み勝敗を決する。


「そこまで」


レインの落ち着いた声が聞こえると、そこにブリットとサーフィンが駆けつけてきた。


「タツキさん!!」


2人の表情を見るとおそらくダリアの事だと確信した。


「心配いらない。寧ろ歯ごたえがなくて怒ってるかもしれないけどね」


そこにギルド職員が走ってきた。


「レインさん、大変です!!」

「なんだ?」


「あの、レインさん。警備隊の方々が街中とダンジョンの内部で何者かにやられたようです。


数にして約50名。複数の場所に点在して、放置されています」


レインが頭を抱える。


「なんでそんな事になった?」


「ハイ、目撃者によると若い女性にかなりしつこく付きまとい、その上で警備隊から剣を抜いて戦いを挑み、全滅したそうです」


「わかった。ほっとけ。


決闘を申し込み、その上で負けたのだろう。


若い女性に正式に決闘を申し込み、その上で負けたのだ。今後の判断は新しい代官が決める事だ。


ただ、若い女の子に負けたとなると警備隊の改革が始まるだろうけどな」


スマイルが運ばれていく際に俺を見て文句を言い出す。


「貴様、ランクを偽っているだろう!!


覚えておけよ。俺はメメシー伯爵派の人間だ」


「庶民の俺には、それが何を指すかは知らない。


だが、ここまであっけなくやられておいて上の人間の名前を出すのか?


警備隊って若い女の子にも負けるって評判を作った上でか?


そこはお前の責任にしておいた方が身のためだと思うけどな」


その時、観客席にいた人が不意に姿を消す。


その動きが気になり辺りを見渡すが何処にも姿はなかった。


警備隊の面々が医務室に連れられて行き、残ったのは俺と研修を行っている5人だけになった。


翌日にギルドの使いがわざわざ家に来て、俺とダリアにギルドに来るようにと言付けて帰っていく。


「お兄ちゃん、なんだったの? こんな朝っぱらから?」


「レインだ、面倒事だろう」


「しかたないな。


今日は私が色々やってあげるからギルドに行くよ。

マーチさんもレインさんもお世話になってるんだから」


「うん」


何故か落ち込んできた。


ダリアに手をに引かれながらギルドに来る。中に入るとブリットとアサヒが揃っていた。


「ブリット、アサヒ?  あれサーフィンは?」


「ダリアさん?」「ダリア?」


「おはよう。サーフィンは一緒じゃないの?」


「今来ますよ。武器屋によってから来るって言ってました。


って言うか、タツキさんどうしたんですか?」


「気にしなくて良いよ。ちょっと面倒臭さいみたいでね」


「ふふ、なんかダリアさんってお母さんみたい」


少し不貞腐れているように見えるを俺を見てブリットが笑っている。


「そうよ、私は妻であり、お母さんなの」


そこにダリアが謎の自信を見せる。


「え? 妹じゃないの?」


ブリットがさらに話を面倒な方向に持って行こうとしている。


「皆さん、お待たせしました。ご案内します」


職員がそう言って話しかけて来た。

職員に案内されたのはギルドの会議室だ。


中に入るとすでにサーフィンが座っていた。


「サーフィンおはよう」


ダリアとアサヒが元気に挨拶している。


その後ろからマーチさんが来た。


「タツキさん、おはようございます。


良く来ていただきました。朝伺った職員から凄く不機嫌と聞いていましたけど、問題無さそうですね」


「おはようございます。


担当がマーチさんなら問題無いと思います」


不意にダリアが俺とマーチさんの間に入る。


「ダリアちゃん。お姉さんも今日の話しは同席します」

「うん。お姉さんとしてならね。彼女としては駄目だからね」


マーチさんがダリアに近付き小声で話す。

「お姉さんから彼女に昇格出来ると良いな」


「無い!!」


そう言ってダリアが俺の手を引き椅子に座る。


その後、ブリットとアサヒも椅子に座る、当のマーチさんは我々の後ろに椅子を準備して座った。


その後レインに連れられて兵士とおぼしき女性とナディア、サーペントが入ってきた。


ナディアとサーペントが我々を見て目を丸くしている。


女性兵士が挨拶を始める。


「私は警備隊、教育小隊の小隊長をしているアイラッシュ ケットと言う。


今日はお集まり頂き感謝します」


アイラッシュ ケット? 確か俺が100人隊長をしていた時の小隊長にそんな奴がいたな。


「あ! タツキ隊長? やっぱりそうです。


私です。アイラッシュです。

急襲隊に所属していたアイラッシュです」


そう言われて顔をあげる。少し大人びた顔つきになってはいたが、そこにいたのはかつての部下のアイラッシュだ。


「アイラッシュか? あれ王都に移動したはずしゃなったのか?」


「そうなんですけど、一年程前からここの警備隊に来てます。


懐かしいです。タツキと言う冒険者がいると聞いていましたがやっぱり隊長でしたか」


「それで今日はどんな用件で俺達を呼んだんだ?」


「はい」

アイラッシュが少し落ち込んできたしまった。


「実は教育隊は3部隊あります。


私と後ろの2人は野暮用があって演習に出ていませんでしたが、演習に出た30名の隊員全てが帰還しておりません。


その救出と調査に同行をお願いしたいと思っています」


はてな? 何故? 警備隊だって立派な軍隊だ。この街の警備が主な任務だけど、200名を下らない数を有している。


「それは警備隊で行うべきではないのか?」


思わず、本音が漏れてしまった。するとアイラッシュが話しずらそうに言う。


「それが、昨日、警備隊の隊長及び各方面を任されている各部隊長達が皆、どう言う訳か大怪我をしまして。


その。ギルドで治して頂いたのですが、王都から待機命令が出ております。昨日の出来事ですが、すでに宰相閣下の知る所となっています。


特に酷いのは約50名以上の上級隊員なのですが若い女性冒険者によって、皆倒された事が。


その、さ、宰相閣下の耳に入りまして。


あの、後はご想像の通りになっていると思われます」


その後、さらに顔をしたに下げる。


「実はここルルダンルダンジョン都市は非常に治安が良い地域なんです。


その為か前の代官の代から、警備隊は家柄や派閥で隊長が決まる事が多いんです」


「だからか。スマイルみたいな実践すらしたことが無いような奴が警備隊長何てやっていたのか」


「恥ずかしながら、その通りです。


特に急襲隊を率いていたタツキ隊長からしたらここの警備隊はみんな素人みたいに見えると思います」


「悪い、少し話を聞いていいか?」

レインが突然口を挟む。


「アイラッシュとタツキがいた部隊が急襲隊って本当か」


他の面子が?マークを出していた


「急襲隊は、国の要人や大商人達が盗賊や他の国等に捕まったりした時に、国内外に関係無く救出に向かう部隊だ。


その他、争いが始まった時に一番最初に敵地に責めこむ事もある部隊だ」


「「「「えーーーー」」」」


「そう言う事か。レベル以上の強さがある事の理由もわかったよ。


タツキ、お前。本当に天涯孤独なんだな」


レインの目が少し哀しそうに見えた。


「そんな事はない。俺にはダリアがいる」


ダリアが嬉しそうに足をパタパタさせていた。


そこにマーチさんがぼそっと「私もいます」


そう言ったのが聞こえた。


「悪い、話が脱線した」レインが話を辞め元に戻す。


アイラッシュが立ち上がり勢い良く頭を下げる。

「あの、警備隊の恥を承知で今回は依頼に参りました。


救出に迎える人材は現在、私と後ろに控える兵士2名です。


どうか、ご協力頂け無いでしょうか」


「タツキさん、ダリアさん。


今は研修生としてではなく、いち警備隊隊員として俺からもお願いします」


サーペントが頭を下げる。


「私からもお願いします。今回の教育隊員達は皆、農家から売られた子達ばかりです。


私とサーペント様がこの演習から外されたのは貴族だから。それだけの意味合いです。


誰1人いなくなるのは私も嫌です。お願いします」


ナディアがサーペントに続いて頭を下げる。


アイラッシュが急に2人をかばう。


「すみません。2人はそう言う意味合いではありません。


この2人は隊の…」


「アイラッシュ!! 隊員の年齢は?」

「はい! 6才~10才の者です」


「どの位の期間連絡が付かない?」

「はい! 早一週間です」


「わかった。アイラッシュ、出発の準備はできているか?」

「はい。我々はすでに終わってます、帰還用の馬車は昼には三台準備できます」


「わかった。なら、昼に門の前で集合。参加したい者は門の前に来るように。


以上」


最後は仕切ってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ