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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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訓練の参加者

翌日、ギルドにくると受付のお姉さんに呼び止められた。


「タツキさん。新に訓練の希望者がいます」


「わかりました。今回は何人ですか?」


「3名です。今しがた受付をして別室で説明中です。顔出しますか?」


「お願いします」


ダリアと別れ1人で別室に入るとテイブルに3人が座り話を聞いていた。


「では、以上が訓練に関する事柄です。


何か質問がある人は担当に直接聞いて下さい。


タツキさん。お願いします」


「わかりました」


そう返事をすると3人が驚いたようにこっちを向く。


「担当するタツキ ムルシアだ。


タツキでいい。


基本的に、夕方からの訓練になる。内容は人によって違うが概ねFランク昇格を目指す。


最長で一年間だ。質問が有れば受けるが」


昨日試験を受けた警備隊の女の子が手を上げる。


「私はナディア ムラドと言います。


仕事終わりでお願いしたい。週に何日行うだろうか?」


「原則3日だ。警備隊なら自分達の訓練もあるだろう。基礎体力ができていると思えば、モンスターに負けない技術的な所がメインになると思う」


「私は商人のアサヒと言う。


行商に向けて訓練がしたい。モンスターだけでなく、対人戦闘も教えてもらえるか?」


「問題無い」


「俺はあんたを倒せる位に強くなりたい。警備隊の仕事以外でここに来る。


その都度訓練が出来るか?」


「悪いが俺はギルドの職員じゃない。


依頼を受けて試験官と訓練の受け入れをしている。


訓練は指定の時間と日時だけだ」


「所でお前の名前はなんだ?」


「サーペント マルシェ ナターリアだ。ナターリア伯爵家の長男だ」


その日の夕方、訓練が始まる。


訓練にはブリットとサーフィンも参加する。


「サーフィン、ブリット。紹介する。


新に加わった訓練生だ。


女性から警備隊のナディア、商人をしているアサヒ。そして生意気なのがサーペントだ。よろしく頼む」


「ハイ」「よろしく」


2人が軽く挨拶する。


「ブリット、サーフィン。アサヒと一緒に走り込みから始めてくれ。


アサヒは基礎体力からだ」


「了解しました。警備隊の人たちは何をするですか?」


「警備隊は日頃から基礎体力訓練を行っているから剣術指導からかな」


「わかりました。


じゃアサヒ、一緒に走ろう」


「あ。は、ハイ」


「さて、ナディアとサーペントは木剣を持て。基本的な素振りから行う」


「ハイ」


ナディアの返事があったがサーペントからは返事がなかった。


素振りを一通り追えるとナディアから質問が出た。


「タツキさんは、元々軍人ですか?


剣術の練習が警備隊と良くにています」


「そうだ。元々100人隊長をしていた」


「「ブッ!! 100人隊長?」」


ナディアとサーペントが驚いていた。


「あの、100人隊長と言えば警備隊隊長と変わらない立場のはず、何で冒険者をされているのですか?」


「ナディア、人には言えない事も多々ある。冒険者に素性を聞くのはルール違反だ」


「ちなみに、何歳ですか?」


「年か、今18だ。ちなみに100人隊長になったは16歳の時だ」


「「16歳」」


ナディアとサーペントがお互いに見合う。そして、化け物だの親の七光りだの色々と陰口を叩いていた。


そこにサーフィンとブリットがアサヒを連れて帰って来た。


「タツキさん。私達何やりますか?」


「戻ったか。ナディアとサーペントの打ち合いの稽古を頼む。


2人とも基礎は出来ているけどまだまだ下手くそだ。


やり過ぎるなよ」


「了解で~す」


サーフィンの軽い返事に少し不安になる。


「ナディア、サーペントはブリットとサーフィンと稽古だ。


この2人は現在Fランクだが、実力的にはEランクの上位の実力者だ。


油断すると怪我するから気を付けろよ」


「わかった」「ハイ」


地面に仰向けに倒れ、腹で息をしているアサヒに声をかける。


「アサヒ、そろそろ起きろ。これから剣術の訓練をするぞ」


「はひぃ。起きます」


よろよろとしながらアサヒが起きる。


「アサヒは剣術や槍術を習った事はあるか?」


「いえ、何となく持ちやすいので単刀を使っていました」


闘技場に置かれている木剣、木槍、盾、アックス等を持ってきて取りあえず、全てで訓練する。


「自分に合う武器がわからない状態だからな。


今日は全ての武器を取り敢えず練習する。使いがってと、俺から見てどの武器がいいか見極めてから本格的な訓練に入りたいと思う」


アサヒに剣を持たせ素振りをさせる。少し修正しつつ確認をする。


その繰り返しで槍、単刀、アックス等を試す。意外にもアックスが一番合っていたのには驚いてしまった。


「アサヒ、武器はこれで全部だ、自分的に何が良かった?」


アサヒが話そうした時。


「ギャーーーーー!」


叫び声と共にサーペントが吹き飛ばされて来た。そして、呆れた顔のブリットがそれを見ていた。


「ブリット、何があった?」


「この馬鹿、実力も無いくせに調子にのり過ぎ」


「そうか。

おい、サーペント。怪我してるならヒールポーションでも飲んで休んでおけ」


「アガガガッ」


声にならない声を出して苦しんでいる。それを見たナディアが駆け寄りヒールポーションを飲ませる。


その動きを見るとナディアはサーペントのお守り役なのだろう。


「ナディア、サーペントを連れて今日は帰っていいぞ。2人共、疲れが残るだろうから明日は良く注意しろよ」


ナディアが深々と頭を下げる。


「なあ、タツキさん。俺は強くなれるか?」


サーペントがナディアに体を支えられながら聞いてきた。


「それはお前次第だ。体は休ませる事で修復する。


休みの日をいかに大切に出来るか、いかに食事を取るか、いかに筋肉を鍛えるかはお前次第だ。


強くなりたいなら、自分を知ることだ」


「お兄ちゃん、終わった?」


そこにダリアが闘技場に入ってきた。


ブリットとサーフィンは顔がパッと明るくなり、ナディアとサーペントは驚いていた。


「あれ? ダリア? あなた何でギルドにいるの?」


アサヒはダリアを知っているのか、ダリアに声をかけていた。


「あー!! アサヒ?


あんた何でここにいるの? 叔父さんは?」


「ダリア、知り合い?」思わずそう訪ねた。

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