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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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会話録

(アイラッシュとキョウコ アラビアータの会話です。本編とは関係ありません、また時々アイラッシュの心の声が漏れます)


私はルルダンル警備隊のアイラッシュ ケットです。以前急襲隊でタツキ隊長にお世話になり、教育隊の子供の救出の時も一緒に行動をしていました。


タツキ隊長の回りに女子が多いのは作者のハーレム願望のせいだと頭を抱えております。


そんな事はさておき、警備隊の隊長を任されているキョウコ隊長から、今日。突然と変な事を言われました。


アップルランドの子爵様を迎える時にタツキ隊長を見たような気がしたと、突然言い出したのです。


何を言っている? 寝言は寝てから言えって言うの。ふ、私は自分の気持ちに正直なのです、心の中でこっそりと中指を立ててやりました。


皆様、これは。是非に、是非にこれだけはご内密にお願いします。


あくまでも軍の上官です。

顔では満面の笑みを浮かべて話を聞いております。そうなのです、間違っても心の声が漏れては駄目なのです。ましてや中指を立てる等、絶対にバレてはいけません。


「それで、私よりもタツキ君の事はアイラッシュの方が良く知っているだろう。


私はタツキ君とダリア君は国を出ていないと思っているが、どう思う」


「私は出ているとは思います。


ですが、出ていなく王都で暮らしていてもおかしくは無いと思います。


あの2人は確かにルルダンルにはいないと思いますけど。


何でキョウコ隊長はタツキさんとダリアさんがここにいると、その、なぜそのように思われているのですか?」


「灯台元くらし」


「え?」


「私の先祖の言葉だ。私の先祖は異世界から来たそう言われている。それが本当か嘘かは知らないがな変わった言葉が沢山ある。


その中の一つだ。


灯台は海にある船に、港の場所を伝える灯りだと聞いている。


遠く離れた場所にいる船に帰る場所を示す物だ。所が遠い場所に出す灯りの為か、自らの足元に光が当たる事が無い。


灯台の足元は真っ暗なのだ。つまり、遠くばかり探して近くを探すこと無くすごしていないか?


そう言う意味だ」


「つまり。このルルダンルにいても何の不思議もないと?」


「ま、そう言う事かな。それになんたってあの急襲隊の伝説の隊長だぞ。


第2王妃すら、一人で救出したくらいだ。この位の事は楽しんでいるじゃ無いのか」


「それより、第2王妃はまだお体が優れないのでしょうか?


あの事件の後、ほとんど表にで来ること無く療養されてらっしゃると伺っています」


「それなんだかな、実は王妃がタツキ君にホレてしまった。何て噂もある」


「ブッ! ご息女の王女殿下と変わらない年ですよ、タツキ隊長」


「うん、何でも王妃を救うに辺り王妃を無理矢理抑え、髪を泥水で洗ってから逃げ出したらしい」


「は?」


私はその話を聞いて耳を疑いました。無理矢理、王妃を手込めした? いやいや泥水で頭を洗う。


何の為に? 本当にそう思いました。


キョウコ隊長曰く。

「王妃、この国の兵士や盗賊達は必ず女性の髪を見て判断します。


多くの貴族達は髪を汚しません。道案内の女がその場に捨てられて貴族や大商人等の子女か拐われるのはその差です。


あえて綺麗な服を来て頭に被せものをして隠しても一番最初に頭に手を突っ込んで確認します。


奴らの多くは農民の娘に興味はありません、見た目は美しくても言葉は悪く力も強く根性があります。


なのであえて髪を汚させて頂きました。国に戻れた際は私を死罪としてください」


そう言って髪を汚したらしい、これを聞いた時は、正直に言葉を失いました。貴族の女にとって髪は命。特に第2王妃はその美しい髪にこそ定評があった人です。


その王妃を髪を無理矢理泥水で汚す何て。王妃からしたら、手ごめにされたのと変わらない位に悔しかったと思います。


しかし、何故このアバスレ。もといキョウコ隊長がそんな事をしっている?


「キョウコ隊長。何故そんな裏話まで知ってらっしゃるですか?」


「私の家は元々第2王妃の側近だ。


私が当主になった時に挨拶に行ってな、そこで直接聞いたよ。


でもタツキ君の判断は正しかったらしい。1度、王妃がタツキ君の言い付けを破った事があったらしいぞ。


そこで複数の女達と共に盗賊達に捕まった。王妃はもう駄目だと思ったらしいけど、いきなり髪を掴まれて外に放り出されたらしい。


病気持ちの売女は要らねぇ。


そう言われて見向きもされなかったらしいわ」


な、なに? 王妃は死にたかったの?


「その後、タツキ君が駆けつけて王妃を連れて逃げたらしいのね。


その後何度か危険な時があったらしいの。でもタツキ君が言ったように、髪を触らせると一気に引いたらしいわ。


つまり、タツキ君は王妃の体を汚す事もなく王妃を逃がしたのよ。


やっぱり凄いわよね」


「キョウコ隊長もタツキ隊長推しですか?」


「ブッ! バ、バカい、言わないでよね。


私はあの男のせいで足を失ったのよ。

そ、そんな事。あ、あるわけ無いでしょ」


キョウコ隊長? 見え見えです。完全にホレてますよね。


推しって言われてまんざらでもない顔してますし、なによりちょっと女の顔になってます。


まあ、私は完全なるタツキ隊長推しです。できるなら推し仲間がほしいとさえ思っています。


「所でキョウコ隊長。王妃がその、ホレたと言う事と何の関係があるのでしょう?」


「そうそう。その後だ、王妃は軍人と違う流石に体力的に苦しい時もある。


山の中のを逃走中に王妃が熱をあげて寝込んでしまう事があった」


1週間程、熱が下がらず苦しんだらしい、当然持ち合わせの薬はすでになく、残りはヒールポーション位だ。


いかにヒールポーションと言えど病気に効くはずもない。


簡易テントだけでは寒くて中々治りづらい状況の中で、気を失ったように寝る王妃を体をタツキ隊長が温めていたらしい。汗をかいていた顔や首等は丁寧に拭かれ、頭には冷やしたタオルを載せて。


それでも足りないと思ったのだろう。王妃の布団に一緒に横になり王妃の体を温め続けたらしい。


王妃が少し体調が戻って来た時、少し目が覚めた。その時隣で寝ているタツキ隊長に気づいたらしい。


でも、衣服に乱れは無く、おでこに濡れたタオルを置いてあり、顔や首の汗を拭いてくれていたのを思い出した。


ボヤっとした記憶の中で仲の良いメイドが看病してくれていたと思っていたが違ったのだ。モンスターのうごめ中、敵から隠れて看病をしていたのがタツキ隊長だった。


「そこで私も意地悪な質問してみたの。

王妃、もしその時タツキ君から求められたら断りましたか? って」


「え? で、で、どうでした?」


すみません。ここは本当に興味があります。


「即答だったわよ。


『断らないわ。直ぐにでも受け入れたと思う。


でも、彼は一切そんな事はなかった。まあ、私がおばちゃんだからかな』


そう言って笑ってらしたわ。それも少女のような顔をしてあれは絶体にほれてます」


タツキ隊長。貴方は神ですか?


何ですか、その対応は。不敬罪で死刑になってもおかしく無かったのに。でも、ちょっと王妃が羨ましい。その役だけ私と代わってもらえないだろうか?

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