グリモワール
久しぶりの投稿です!最近オタ活が忙しく(言い訳)気分が向いたので新しく出しました!まぁ見てくれる人は少ないと思いますがその見てくれる一人の為にも頑張りたいです!
こんにちは、前回図書室から異世界転生してしまったのかと思ったらもどきだったことに気がついた私。ちょっとショックだったけどこれはこれでいいや!
さて、まずはグリモワールから片付けるか!
「あぁ、ねぇ、あなたって何者なんですか?あなたのマスター?」とグリモワールに向かって疑問を投げてみた。
「はい!マスターのグリモワール!です!」キラキラと言いたそうな雰囲気でこちらを見つめて?まるで捨てられた子犬のように、更にテンション高く自己紹介をしてきた。
「あぁ、なんか…陽キャのオーラが…」と今にも溶けそうになった。
「ちょ!マスター!」とグリモワールが呼びかけてきた。
「何やってるのですか!とけないでください!話が先に続きません!」ゴホン、っと咳払いをしグリモワールは話を進めた。
「改めてましてマスターのグリモワール!名前はありません!ですので名前をください!そしてマスターの自己紹介もお願いします!」
「あぁ、はい。私の名前は、藤ノ瀬 美保高校1年生。16歳…です。」
「私なんかに敬語を使わないでください!マスター!」
「あぁ、うん。分かった。好きな色は、ピンクが好き。趣味は、漫画とアニメと図書室」
とりあえず無難なものを自己紹介してみた。じ、自己紹介ってこういうことだよね?じとっと上目遣いでグリモワールを見た。
「はい!はい!全部知ってますけど。」とサラリとナチュラルに怖いことを言い出した。そして見つめあいしばらく沈黙が流れ、私はヒステリックに叫びだした。
「えーーーー!怖っ!何!キッショ!無理無理無理!」
「そんな拒絶しなくても!」
イヤするわ!
「マスターのグリモワールなんですから当たり前じゃないですか!」
「じゃあさっきの自己紹介は?」
「ただやってみたかっただけです!」おい!
「ところでマスター!僕の名前のことなんですけど!」?っと私は首をかしげた。あぁっと思い手を打った。
「名前…。まぁ要は名付けってこと?」
「そうです!そうです!」
「ちょっと待って!今考える。」
本。は安直すぎるし、
「ねぇ、」と私は、グリモワールに声をかけた。
「何でしょうマスター!」
「これってさ、私の異世界での名前もつけていいかなぁ?」
「勿論です!良かったら名前と一緒に!」と目をキラキラしながら答えた。
そっか…。私の名前は、もう決めてある。白鳥。白鳥ってスワンだったよな、グリモワール…アイシャ、アイ…ルス…決めた!
「ねぇ!決めたよあなたの名前!」
「ホントですか!」私は、深呼吸をして口を開いた。
「あなたの名前は、アイルス=シリウス!そして私の名前は、アイシャ=シリウス!どう…かしら?」と少し不安げな表情でグリモワールに問いかけた。するとグリモワールはしばらく黙り込んだ。
えっ!駄目?気に入らない!?と思っていたら…
「素敵です…。すっごく素敵です!!!流石マスターーー!とても気に入りました!」よ、よかったーーーーー!
「良かった。気に入ってくれて。」
するとグリモワールが光だし中から人が出できた!
長く伸ばした透き通るような水色の髪に神秘的な瞳を持つ美少女?いや美少年?のどちらか判別がつかない人が出てきた。
でも、一言喋った瞬間にその正体が解った。
「マスターー!見てください!こんなにも美しい見た目になってしまいました!」
まさかのまさかグリモワール本人だった。
「えっーーー!」なんでよ。
「あ、あなた本当にアイルス?」そう言うと嬉しそうに答えた。
「はい!マスターのグリモワールことアイルス=シリウスです!」
もう突っ込みたくなくてそのまま少し歩くことにした。
この異世界は、空気が美味しく緑の芝が茂っている。さっき魔物を倒した時の残り香が少しする。私達がいるのは、丘の上だが周りを見渡すと風車や川が流れていてとても和やかだ。
「風が気持ちがイイ。」
「ここら辺は、緑の芝が多いですがもっと街に出ればきれいなお店が並んでいますよ!」
「本当だ凄い!」
というのもアイルスの話によれば、この異世界はオクタグラムという八芒星の星のひとつらしい。この星の名前は、まだないらしい。でもよく地球に似ているのだ。
「なんでこの星には、名前がないの?」
「あー!それは!この星には王様がまだいないからです!マスターが住んでいる地球という星に似ているでしょ!それは、王様がいないのであまり発達してないんですよね!」
「だからこんなに田舎っぽさがあるのか。」
実際に町に降りてみることにした。そこには、地球のような雰囲気の異世界が広がっていた。
「結構賑やかね。」「そうですねー!」
「ででもひっ人がたくさいる。怖い…」
「えー!マスターどうしてですか!異世界ですよ―ワクワクしませんか!しかもここには知り合いが一人もいませんし!」
「それも、そうだけど。」
やっぱり無理みんな私のこと睨んで陰口言われてるってキモいとか嫌いとか、
そんなことを思っているとアイリスは言った。
「まぁまぁ!顔を上げてください!ここには、マスターに悪口言う人なんて誰一人としていません!」そう言われて顔を上げるとそこには、今まで経験したことの無いような景色が広がり感情がこみ上げてきた。
「凄い!」
「そうですよね!というか普段からマスターに誰も悪口なんて言ってないのではありませんか!」
「それは違う!っと思う。」
「そうですか!まぁこんなところに突っ立っていてもなんですし色々廻ってみましょう!」
意外にもちゃんと異世界では、あるらしい。売っているものを見ると、魔法石や杖、ローブなどかなり本格的だ。
でも魔導書は見つからなかった。
アイルスのこと少しは解ると思ったんだけどなぁー。
しばらく歩いていると、何かが私にぶつかってきた。何だと思い下を見ると女の子が私とぶつかり尻もちをついていた。
ヤバい「だ、大丈夫?」というと女の子は、顔を上げ私に言い放った。
「お母さんを助けて!」
「お母さんを助けて」えー!いきなり事件発生か!どうなるアイシャ!一方気になる現実は…まだまだ秘密です!次回もお楽しみ〜!あまねゆいでした~!ここまで読んでくださり嬉しい限りです!わ~~いハピネス