Episode 85
鉱石の能力別訓練をするために、トレーニングセンターの一角に集まったマリンに率いる生徒達は集まっていた。
その中には、二年い組であり、クリエィティブ部活の部員でもあるサーカと慧がいた。
生徒数は全体の五分の一程度。
一体、図書館司書のマリンから学ぶものは何かとソワソワしていた生徒達は彼女自らの口で説明を受けることを待っていた。
慧は体育座りの姿勢で口を開く。
「先生。これから何をするんですか?」
「それはね……」生徒達は彼女の発言に注目を集める。
「実は何も考えていないんだ」
大阪の血を引いていないにもかかわらず座ったまま一斉にこけた。
「先生~‼」
サーカはマリンのまさかの発言に自身の気持ちが止まらなかった。
「いや~。私もだけど、中距離攻撃組って言われても、結局不思議ちゃんの武器がほとんどなんだよね」
マリンは躊躇無く、自身の武器と集められた生徒達の武器への独特な見解を述べた。
そのような偏った意見に生徒達は危険を伴う出来事が今後も起こりえないと緊張感を持っている中、彼女の態度に不安を隠せなかった。
「けど、そんなこと言っていいんですか~? 先生に力を与えた神様とか怒っちゃうんじゃないんですか?」サーカが言った。
「それがね~。私は特別、神様じゃないんだな~」
ご機嫌な様子を見せる。彼女のことが不思議ちゃんに見えてしまってきた。
「まぁ~。各々課題を出すから、ここでは自分を管理するのは自分というのをモットーにするよ」
勝手に決められたマリンチームのモットーにより、配布された書類の地図に従い目的地に各自向かった。




