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妄想能力者と現実能力者の討伐戦  作者: 忽那 和音
Series2 バベルの塔編
78/255

Episode 77

 お昼休み。MUSEの部長・アテナ、エレン、サーカ達は昼食休みにカフェでお茶をしていた。

 テラス席での持参した飲食も可能。

 アテナはレモンスカッシュとグリーンサンド。

エレンはアイスカフェラテとポークトースト。

 希和子も何も購入しないのはお店に悪いと感じ、アイス抹茶ラテのアーモンドミルクを注文した。

 エレンは口にした。

「ピエール先生、今日は先生達の会議なんだな」

「そうだよ」希和子は表情を緩めて言った。

「希和ちゃん。この後はどうするの?」アテナが言った。

「夜まで用事があるって言われてるけど、せっかくここまで来たからあちこち行こうかなって」

 首都圏へ出てくる事のない希和子にとって、埼玉は未踏の地。

 前日に駅で合流するという話をしている。

「ミツキちゃん達はまた遠征でいないんだもんね」

 希和子はこの場にいない部員についても言った。

「そうなんだよね」アテナは同情した。

「遠征以外で県外に行きたいとは言ってたけど、仕方がないわね」

 エレンは彼女達の気持ちを汲み取って言った。

 しかしこの気持ちはどこかで必ず果たしたい。

 お茶が始まってから、二時間が経過した。

 午後の展示準備があるため、希和子はアテナ達と解散した。

「それじゃあ、今度は学校で」

「うん。また」

 東西南北で商業施設が集まる浦和。

 また隣には大宮がある。

 午後二時を過ぎた現在、宣言通り動物園へ向かう。

 浦和、大宮のある埼玉中央市で唯一の動物園・埼玉中央動物園は全国有数の動物園の一つ。

「えっと~」

 希和子は受付を終えた後に貰える園内パンフレットを見ていた。

 時間に制約はないが、どのように回れば効率がいいのか考え始めた。

「ピ~ンポ~ンパ~ンポ~ン」園内のお知らせを告げるアラームが鳴った。

「園内をぉ~お越しのぉ~皆様にぃ~お知らせぇ~しますぅ~」

 防災用のアラームではないが、そのくらい遅いアナウンスだった。

 この動物園の名物はレッサーパンダハウスとカピバラの丘。

 マップに従い、順を追って見る事にした。

 ライオン、ハリネズミ、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、アルパカ。

 希和子はモフモフした毛並みを持つ動物が大好き。

 体の痒い所をかいていると見せて、体をかいていた。

「うわ~」ゾウガメの家族を見ていた。

 カメは爬虫類の一部ではあるが動きがゆっくりしている。かわいいと思った。

 しかしそれ以外の爬虫類と両生類は嫌いだ。

「さて、行こっと」

 希和子は、ゾウ広場を通りオオカミを見た後にレッサーパンダハウスへ向かった。

 丁度レッサーパンダのふれあいタイムを行っていた。

 最後にカピバラの丘へ向かった。

 動物園の散策が終わった。

 待ち合わせ時間の午後七時まで、あと三時間あった。

 次は埼玉中央駅付近の百貨店へ行った。

 埼玉最大規模の百貨店は有名海外ブランド店や親しみやすいお店も入る市場。

 日頃から使う文具を求めて雑貨コーナーへ来た。

 高級万年筆、ファイルなどが置かれている。

「お買い上げありがとうございましたぁ~」

 希和子は消耗品をいくつか購入した。

 買い物を終え、時間まで駅ビルに入っているカフェで過ごす事にした。

 リュックからはタブレットを取り出した。

 電子書籍の機能を使い大学の選択科目で関連する資料を読んでいた。

 タブレット学習の良い事は簡単に、しかも無制限でメモを取れる事。

 そしてタブレット一枚で済む事だ。

 六時四十五分になった。希和子は改札へ入り、特急乗り入れ口となるホームにいた。

 ピエールから列車に乗ったとメッセージが入る。

 特急が着いた。希和子は特急に乗り合わせ達ケットを見る。

 自分の座席を見つけた希和子の目には馴染みのある頭が見えた。

「やあ、希和ちゃん」

「お疲れ様です。ピエール」

 二人座りの席にピエールは座っていた。



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