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短編集 魔王達の苦労  作者: れっさー
第1章 エルフ王編
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第5話 爆弾発言

「どうやら、余が魔王などではないとわかってくれたようだな。」

((((コクコク))))

 穏やかに話すエルフ王に俺達4人はうなずくしかなかった。

「で、これからどうするのだ? お前たちは。」

「「「「え?」」」」

 突然エルフ王から聞かれ、俺達は何のことかわからず首をかしげる。

「今の余の話を聞いて、それでもニンゲンの勇者として我と闘うのか?」

「・・・そんなの、できないわ。エルフ王さん、悪いエルフじゃないんだもの。」

 魔法使いが、伏し目がちに答える。いつも強気で高慢お嬢様な魔法使いが“しおらしい”なんて、これがギャップ萌えか?

「今更ニンゲンの国には帰れんだろう? ニンゲンの王になんと説明するのだ?」

 エルフ王が厳しい現実を突き付けてくる。え? 俺達ニンゲンの国に帰れないの?

「いえ、きちんとお話すれば、教皇様だってわかってくださいます!」

 神官がそう言って魔王、じゃなくてエルフ王に反論する。そうだ、神官、そのとおり。エライ人だって大人なんだから話せばわかってくれるハズ。

「・・・(フッ)、甘いな、いや幼いなと言うべきか。ニンゲンの王も教皇もそんなコトは最初から知っているぞ。」

 エルフ王が神官の反論にダメ出しする。え、王様も教皇様もエルフ王が魔王じゃないって知っているの? 知ってて俺達に魔王を斃せって命令したの?

「だいたい、お前たちこの世界の者ではないだろう?」

 エルフ王はとんでもないことを俺達に告げた。



(つづく)

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