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 かれは、たったひとりで時を過ごすことに疲れてしまった。


 だから、少しだけ、空気をかきまわしてみようと思った。



 すると――。


 時の粒子は複雑に煌めいて、かれの退屈を紛らわせた。





 しばらくは楽しめたが、光の乱舞はすぐに消え、その後には静けさが戻って来た。ひとときの賑やかさを味わってしまったかれには、それは耐え難いほどの重圧に感じられた。


 かれは、もう一度、煌めきを見てみたいと思った。





 いま一度。今度は、さっきより大きくかきまわしてやろう。美しい煌めきが、もっとたくさん永く楽しめるようにと――――。


 


 


 

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三つ首竜はシャーベットの夢を見るか? ~『混沌の淵に潜む竜は永久を嗤う』SSとFAとイラストと~
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