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(05)2050年ライフのスタート~その2~

 豊田とともに行動した銀行での生活資金下しやスーパー、100均での買い物が終わり、この日の昼過ぎに山崎の住むマンションの出入り口で豊田と別れてから山崎はマンション10階の自分の部屋へ戻り買ってきた食材を冷蔵庫へ入れたり、100均で買った食器類も食器棚がまだ山崎の部屋にはなかったのでとりあえずテーブルの上に置いた。


 山崎はこの日の行動を振り返ってこう思った。この日このマンションのこの部屋で目覚める前の夜、2015年11月某日に行われたパーティーで偶然に出会い、帰りに近くの駅まで一緒に歩いてもらえた豊田も山崎と同じような経緯いきさつでこの2050年の世界にある星浜ほしのはま市という未来都市へやってきた。そしてこの日の朝、山崎が朝食を求めて入ったカフェに豊田もやってきてさっそくいろいろとおしゃべりしていたら、パーティーが行われた日の夜に2人が寝てからたった一晩で出会えた時以上に親しくそして仲良くなれていた。銀行や買い物でも2人は仲良く楽しいひと時を過ごせていた。次は銀行の通り向かいにある大きな公園のベンチに座って2人でおしゃべりとかしたいし、またこの日の朝、朝食を食べに入ったカフェに2人で出かけてお茶するのもよし、それに何よりも今、山崎や豊田がいる星浜市をもっと2人でいろいろと見て回りたい。


15時頃、山崎のスマホに豊田からメールが来た。

「[件名:豊田です]]

「こんにちは山崎さん。豊田ですけども、今日は朝からカフェでの朝ご飯を兼ねたおしゃべりや銀行、お買い物と山崎さんと一緒にお付き合いいただけましてどうもありがとうね☆また山崎さんにこの周辺を案内してもらいたいです。今日は山崎さんと出会えて一晩目にしていきなりながらの素敵な1日でした☆」


山崎は豊田からのメールへ返信をした。

「山崎ですがこちらこそ、ありがとうございますよV^^)今日は銀行や買い物と早速ですが豊田さんとご一緒することができまして、私はとても嬉しいです。また今朝、朝ご飯を食べたカフェでお茶したり、私や豊田さんが住んでいる周辺を案内しに出かけましょうか?今日はどうもありがとうございました。またメールしてくださいね」


山崎は2050年の世界にやってきて早々に豊田と仲良くなれたことが嬉しくこれから2050年の世界にある星浜市での豊田との付き合いを楽しみにしている。


そういえば、山崎がこの日の朝、2050年の世界へタイムワープしてきた時、まずマンションのこの部屋にいた。そしてテーブルには銀行のキャッシュカードのほかすでに山崎の経歴が記載済みの履歴書が100枚もあり、いくら銀行口座に現金が10億円も振り込まれていたとはいえこの銀行口座にある10億円のみに頼っていてはいけないからすぐにお金を稼いで得る仕事も探し始めなければならない。仕事探しには置き手紙に書かれていたURLへメールすれば「夢と未来の仕掛人」を名乗る者から連絡が来て仕事探しに協力してくれる。山崎は仕事探しのことで豊田へメールした。

「[件名:仕事探しの件]」

「山崎ですが、今朝、起きた時に豊田さんのお部屋にも履歴書がありましたよね?今日、銀行へ行って口座に10億円もあって驚きましたが、その10億円のみに頼っていてはいけないので豊田さんも仕事を探し始めなければなりませんが、どうしましょうか?」


しばらくしたら豊田からメールの返信が来た。

「豊田ですが、確かに山崎さんの仰る通りに銀行口座にあった10億円だけに頼っていてはいけませんよね。きちんと仕事も探さないといけないと私も思います。私の部屋にも経歴が書かれていた履歴書が100枚ありましたのでこれを使い、今朝見つけた置き手紙に書いてあったURLへメールして仕事探しをしたいです」


すぐに山崎は豊田からの返信メールへ再返信した。

「そうですね。そしたら明日からでも仕事探しを始めなければと思います。置き手紙に書かれていたURLへメールして仕事探しのお手伝いを頼んでくださいよ。2人でお互いに仕事探しをやっていきましょうね。これからもお互いによろしくお願いいたします。といったところで失礼いたします」


山崎は豊田からの返信メールへの再返信ののち、次は仕事探しを手伝ってくれるという「夢と未来の仕掛人」を名乗る者へ置手紙に書かれていたURLにメールをした。

「[件名:初めまして山崎というものですが仕事探しの件です]」

「初めまして私は山崎 哉というものです。私がこの星浜市に来てからまだ仕事を持っていなくてこれから仕事を探してほしいのですが、その相談でこちらへメールを差し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。といったところで失礼いたします」


このメールから約20分後、「夢と未来の仕掛人」を名乗る者からメールの返信が来た。

「こちらこそ初めまして。私は『夢と未来の仕掛人』こと森原もりはら哲哉てつやと申します。このたびは私のほうへメールを頂けましてどうもありがとうございます。お仕事探しの件ですね?そうしましたら私が明日以降にハローワークへ向かいまして、山崎様に見合いますお仕事を探してまいりたいかと思いますので、まず、山崎様の希望されますお仕事の条件とかをメールで返信してお知らせください」


すぐに山崎は森原からのメールへ返信した。

「山崎ですが、私の希望している職業の件でメールいたしました。私の希望している職業に対する条件としまして、1・雇用保険など保険が充実していること、2・清掃を仕事の内容にしているところ、3・私の住んでいる場所(星南区村瀬3丁目)から近いエリア、4・パートタイマーでの雇用~の4点です。このような条件ですがよろしくお願いいたします」


この返信メール後の約10分後、森原から再返信が来た。

「了解しました。山崎様のご条件はこのメールにあった通りですね。それでは明日以降、私がハローワークへ出向いて山崎様のご条件に見合いましたお仕事を探してきます。本日はメールしていただけましてどうもありがとうございました」


山崎「よかった~。仕事探しが無事に始まって。あとは森原さんからのハローワークに行ってきての結果次第」


そうこうしているうちに17時になろうとしていたが、4月ともなれば夕方の日没時間はさらに遅くなってきていて18時前まではまだ明るさが残っている。でも、この日この場所で目を覚ます前に寝た2015年の世界では11月と夕方の日没時間は16時半過ぎだから17時ではもう真っ暗だった。たった一晩でまた日没時間が遅くなったというものだからこの日の2人の時間の感覚が狂ってしまったに違いない。


山崎はこの日の夜に食べる夕食と翌朝に食べる朝食を作り始めた。この日の夕食は肉じゃがとサバの塩焼きを作り、ご飯は丼に入れてその上に肉じゃがを乗せて食べることにした。翌朝の朝食には焼きそばサンドと生野菜サラダを食べ、そしてインスタントながらコーヒーをクリームたっぷりで飲んだ。


ここでこの日の夕方に料理したものの材料を書いていく。


~肉じゃが~

・じゃが芋・・・2個

・人参・・・・・1本

・長ネギ・・・・1本

・牛肉・・・・・250g

・顆粒だし・・・スプーン1杯分

・砂糖・・・・・適量

・料理酒・・・・適量

・しょう油・・・適量

・水・・・・・・多めの適量


~サバの塩焼き~

・塩サバ・・・・全1枚分


~焼きそばサンド~

・食パン(6枚切り)・・・1斤

・インスタント焼きそば・・1パック

・玉子・・・・・・・・・・2個

・からし・・・・・・・・・適量

・マーガリン・・・・・・・適量


~生野菜サラダ~

・サラダ用のカット野菜・・1袋

・コーン缶・・・・・・・・1缶

・ツナ缶・・・・・・・・・1缶

・和風ドレッシング・・・・適量


 肉じゃがを丼に入れたご飯の上に乗せて食べたらご飯に肉じゃがのおいしい汁を吸いこんでとてもおいしかった。サバの塩焼きはほぐしてお茶漬けの具にしても使えること間違いなし。

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