（０２）登場人物の紹介
サブタイトル名が「登場人物の紹介」となっているがここでは主人公である山崎哉と一応は山崎の友人ということになっている豊田忍の２人についてのみ書くこととする。
山崎 哉＜Ｈａｊｉｍｅ-Ｙａｍａｚａｋｉ＞
１９８６年６月生まれで２０１５年１１月現在２９歳。三隈市に住んでいて２０代も後半に差し掛かり「そろそろ自分の相手になってくれる女性がほしい」という願望から市の障害者福祉団体が主催の毎年１１月上旬に開催される出会いを提供する目的のパーティーに４年前から参加してきてこの年で５回目の参加。この時に初めて帰り道に女性のほう（つまり豊田）から声を掛けられて近くの駅まで一緒に歩いて「これからお互いに仲良くなっていこう」と心に決めた。
山崎の趣味はパソコンやスマホを使ったネットサーフィンや料理、デジタルカメラを使った写真撮影、ネットの某小説投稿サイトへ自作小説を投稿することｅｔｃ
性格は穏やかで優しく話す時には敬語を使うことが基本。自分では「心優しいイケメン」だと思っている。三隈市内南部にある男性用生活ホームで暮らしているが、夢は彼女ができたら彼女と一緒に同棲生活すること。２０５０年の世界では甘えてくる豊田の受け皿によくなったりする。
豊田 忍＜Ｓｉｎｏｂｕ-Ｔｏｙｏｄａ＞
１９７５年４月生まれで２０１５年１１月現在４０歳。山崎と同じく三隈市内に住んでいるが同じ市内でも北東部なので山崎が住んでいる地域とは全くイメージが異なる地域である。かつては一時期、結婚していたことがあり２００３年に男の子を１人出産しているが、結婚当時の旦那が豊田の両親並みに厳しく、旦那から暴力を受けるなど苦痛を強いられたりするなど結婚生活に耐えられなくなり２０１１年に離婚、豊田が出産していた男の子は旦那のほうへ引き取られた。なお、豊田の旧姓は西村であった。したがって豊田本人と両親とでは苗字が異なる。
豊田の趣味は旅行、音楽鑑賞、映画、テレビ鑑賞ｅｔｃ
性格は寂しがり屋の甘えん坊で２０５０年の世界では山崎と行動を共にしたり、山崎に対して恋心を覚えたりハグやキスを求めてきたりも。実年齢では４０歳だが自分では「まだ精神的には0,7を掛けて２８歳」と精神的にはまだ２０代後半だと思っている。
豊田は見た目はまだ若い女子大生のように見え、実際若い世代の女性向けのファッション誌にもかなり目を通しているが、実際はもう４０歳でパーティーでは年齢こそ名刺交換をしていった男性に対しては誰１人たりとも明かしていないが、山崎以外の男性参加者からはそれほどに気に入ってもらえず、名刺交換をした男性で唯一、山崎が豊田を気に入ってくれたのでとても嬉しいと話している。山崎とは異なって２０１５年現在は実家で両親と一緒に暮らしており、その両親からはいつも厳しく言われていて豊田も「早く、温かくて優しい男性のお友達がほしい」との思いでこの年、出会いを提供する目的のパーティーに初参加。パーティーの終了近くになって山崎からの親切な行動によって人目惚れし、終了後、近くの駅まで山崎と一緒に歩いて帰ったことが豊田が山崎に好意を示されたきっかけ。豊田自身も「両親の反対さえなければ山崎と長く付き合っていきたい」と思っている。なお、２０１５年の世界ではスマホを持っていないことはおろかパソコンでさえも親から触らせてもらえなかったが、２０５０年の世界ではスマホを持ち歩いていて、スマホ番号やアドレス交換をした山崎とよく電話やメールのやり取りをしたりしている。
以上がこれからこの物語で主に活躍することとなる２人についてのプロフィールを書いていったが、次の話からはいよいよ２０５０年の未来都市である星浜市へ２人は一夜にしてタイムワープしてしまいます。
