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プロローグ
天魔双生の姫、成人したる時
4つの使い魔を従え
魔の者を滅ぼさん…
さすれば永劫の繁栄をもたらすであろう―――
ある王国の宮殿にて―――
「姫殿下万歳!姫殿下万歳!!」
大きい広間にて異色の者たちが一人の女の子を中心に据え
両手を上げ喜んだ後膝を屈した。
その一人の少女は日本という国のセーラー服
という装束を纏っていた。
周りの者たちは耳が長い者、羽の有る者、
背丈が異常に大きい者、小さい者。その光景は
少女にとってはいくら崇められようが化け物の集まり
であり畏怖の対象だった。
「助けて…優希ちゃん」
そう呟き小刻みに震える。
この物語はこの異世界が舞台であり
そして、主人公はこのセーラー服の少女
結城日向で……はなく
「うぉおおおおおあああああああ」
現在進行形でドラゴン族の子供たちに遊ばれている
少年、結城優希が中心の物語である。