プロローグ
初めての小説なので、まだまだ下手ですが、楽しんで読んでいただければ幸いです。
一部残酷な描写などがあるので、苦手な方はご注意下さい。
―――私たちは、何処から来て、何処へ行こうとしているのだろう―――――。
・・・・・・愛しいあなたは、もういない。
どんなに泣いても、その涙は雨になり、
あなたが、あなたの笑顔が、眼差しが、
帰ってきはしなかった。
いつしか私の流した涙が海となった。
私はそこに、生命を与え、
ここに、あの人の愛した世界を創った。
やがてそこには、あなたと同じ“ヒト”が生まれた。
私はそれが嬉しくて、彼らに私のチカラを少しだけ与えた。
それでも・・・・
やっぱり、あの人はいない。
千年たっても、一万年たっても、私はひとり。独りぼっち。
もう、あの人の私を呼ぶ声も思い出せない。
いつか、
あの笑顔も眼差しも、
過ごした時間さえも忘れてしまうのだろうか。
そう考えることが
恐くて、恐くて、恐くて・・・・・。
ワタシハダレ・・・・・?
今や、自分の名も思い出せなくなってしまった。
あの人が付けてくれた、私の存在を確立してくれた、
大切な、大切な、私の名。
私の名は、そのままこの世界の名でもあった。
この世界も私と同じように、あの人に愛してほしかったから。
けれど、この世界に住まう人々でさえ、
はじめから誰もその名を知らない。
名は、その存在を表すもの。
だから、
私がその名を忘れた瞬間から、この世界はひどく不安定な存在になってしまった。
・・・・・いっそ、すべてが終わってしまえばいい。
あの人のいないこの世界に、何のイミがあるのだろう。
もはや、何処にも私の存在を確立してくれる者はいない。
この世界ももう、長くはもたない。
私の涙は枯れた。笑顔は気の遠くなるような昔に消えている。
これ以上、つらい思いをするくらいなら、
愛しい思い出だけを胸に、
この世界も私と共に・・・・・・
はじめまして☆れみです。
初書き小説が、異世界恋愛ファンタジーということですが・・・
さっそく訳の分からない文章でごめんなさいUUUU
次からは、もっとましな文をかくぞ〜!!