神との約束
神は、本当に存在するのだろうか?
神は、世界をつくり、人間などの動物をこの世に生み出した者だと言われている。
そして、昔は地震や津波、日照りなど、人類にとって望ましくないことが起こると、それを神の怒りだと思い、空に向かって祈ったり、いけにえをささげたりしていたそうだ。
そして、このような話もある。
人は生まれる前、神と三つの約束をするそうだ。
そして、その約束をしたあと、人は地上に下りるのだ。
人は、神とどのような約束をしたのかを覚えていない。
だから、人は皆、なにも知らずに自分の人生を歩んでいく。
人が死ぬとき、それはつまり、三つの約束を果たしたということだ。
三つ目の約束はわかっても、残り二つの約束はわからない。
だが、神はその約束を叶えさせるために、手助けをする。必ず。
人は三つめの約束を果たすと、空に帰る。
そして、また違うものに姿を変え、地上に下りるのだ。
この世界は、これを繰り返しているのだ。
人は空に帰る者もいれば、地に落ちる者もいる。
神との約束を果たした者は空へ。神との約束を破り、自ら命を落とした者、犯罪などの罪を犯した者は、罰として地に落とされるのだ。
人生とは、三つの宝物を見つけ出す、長い長い旅なのかもしれない。
そして神は、その人物がどのような人生を歩んでいくのかを見届け、必要に応じて、その人物に試練を出す。それが神の役割。
自分の人生をどれだけ楽しくできるか、それが私たち全員に出した神からの試練であり、役割でもあるのだ。
人生は長い長い旅であり、宝探しでもあるのだ。