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この度は、
「こばやしさゆり」
さんのケーキを購入して頂きまして誠にありがとうございます。
はがきを何度も読み直して、私へのケーキではない、と心の中でつぶやいていました。
はがきは、ゴミ箱の奥底へとすぐに捨てました。
何度考えても、あなたが他の女性に贈り物などする人ではない、その結論にたどり着くのです。
でもその一方で、あなたの行動を逐一チェックするようになったのです。
携帯電話、財布、車の中…。
もちろん、小林小百合との証拠ははがき以来何も出てくる事はありませんでした。
来る日も来る日も、決してのぞき見の証拠を残さないようチェックしている自分に、いつしか呆れ、大嫌いになっていたのです。
その頃の私は、目もつり上がり、肌に艶もなく、いつも濁った目をしていたような気がします。
この
「日課」
に終止符を打ちたい、いつもそう思っていました。
そして私は考えたのです。
「私も浮気してみよう」
と…。
その頃、出会い系サイトで遊んでいる友達がいました。
私は、彼女と会った時にその事を聞いてみたのです。
彼女は
「親しい友達が増えるだけ。」
と言いました。
話の流れで、そのサイトを紹介してもらいましたが、投稿すると返信できないくらいのメールが来る、と聞いていたので自分で投稿するのはすごく躊躇われました。
結局、彼女からたくさんいるメル友のうちの一人を紹介してもらう事にしたのです。
まだまだ序盤ですが、ぜひ、感想をお寄せください。