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我龍転生  作者: キーダの滝
Seven big crimes編
31/82

第29話「ドSのらしいようならしくないような日常」







こんにちは、千里加奈よ。

前の話でアホが何やってんですか?って言ってたから私の日常を話す。



朝起きて、着替えるまでを済ますと、通りすがりに士助がいた。


「ちょっと士助」

「ん?何だ?」

「暇だからちょっと私の相手しなさいよ」


というわけで士助と遊ぶことになった。まずは外。


「士助、こっち向いて」


と振り向いた瞬間にバッタを目の前に出してやったら、泣きながら逃げていった。


今度は、普通に遊ぶ。


「だーるーまさーんがー」


ゆっくり近づく。


「こーろーんーだ?」


と振り向かなかったからタッチした。それにしても疑問形って。


館に帰る。わーいと帰っていると士助の目の前を蝶が通った。士助が泣きついて来た。のを、カウンターで回し飛び膝蹴りを側頭部に打ち込んでやった。機能停止した士助を連れて昼食を食べに行くことにした。



復活し、はしゃぎながらご飯を食べていた時にふいによぎったことを聞いてみる。


「アンタ、何で虫が苦手なの?」


それを聞いた士助は椅子をガタッと立ち上がり拳を強く握った。


「よく聞いてくれた!説明しよう」


それは俺の先祖の人のお話

昔、玄龍族が外を歩いていると、たいへん綺麗な蝶がいたそうな

それを見てご先祖様はのんびりしようと腰かけると、その蝶は予想外のスピードで成長して巨大になると、ご先祖様の周りをパタパタとんでりんぷんを撒き散らしご先祖様の目をきずつけた

らしい


「というわけで苦手なの」

「え?あ、ごめん。途中から聞いてなかった」

「……………」











あ~暇、何か面白いことないかしら。暇だから、士助でもいじめるか。


「士助士助、私、人生で一度は馬に乗ってみたなぁと思っているからあんた私の馬になりなさい」

「え~。何で俺が?」

「そこにいたから、早く。もう一度、回し飛び膝を今度は後頭部に打ち込むわよ」


ハイハイといって四つん這いになった士助の上に横向きに乗る。


「ほら進みなさい」


といって踵で腹を蹴る。


「いてっ!わかったよ。てか、俺は何をやってるんだ…」


ゆっくりながらも進む。楽だ。しばらくそこらをうろうろしていると、ヒロトが帰って来た。


「何やってんですか…?」


これが、士助がいた場合の日常。前は誰もいなかったからこんなことしなかってけど、少し日常は変わった。


まあ、もう士助は学校行くけど。いい暇つぶしにはなった。











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