第26話「vsサタナス2」
またおくれましたスイマセン
反省してます
まじですよ
衝撃は遥か遠くまで響く
士助が一旦距離をとる。がサタナスはジャンプ、それも圧倒的に速くなった
超高速移動。目の前に現れ拳をひく。
「なっ…!」
「遅いな…喰らえ!魔掌!」
士助にヒットすると同時にズン!と重い音。その一撃は重かった。
「がっ…くそっ…!」
「予想以上に重かったか?」
「クク…」
士助が笑った。何故かはわからない。
「何がおかしい」
「いやぁ…強いなと思って…」
本当にそれだけか?
何かが変、そう思ったがトドメをさせればなんら問題などない。
だから、コイツが苦しんでいるこの瞬間がチャンスだ。
サタナスは呪文を唱えると、士助に手を向ける。
「死の十字架」
すると、士助の後ろから、大きな十字架が現れ士助を拘束した。
士助がいくらあがいても絶対に壊れる気配のない十字架だった。
「その十字架には死者の怨念が込められている。だから、逃げようとしても
その怨念に拘束されて力を無駄にするだけだ」
「ぐぐぐ…なんつう拘束力…」
士助は全身を使って逃げようとするが十字架は微動だにしない。
サタナスはそれを見て
「そんなに自由になりたいなら自由にしてやろう、ただし…」
「?」
サタナスはフォースで小さなナイフを作った。しかし、そのナイフ小さくとも
士助には大きな力が感じ取れた。
「命を失う事になるがな…」
「そのちっぽけなナイフでか?」
「ちいさくとも…」
サタナスは試しにもう一つ十字架を遠い場所に出現させ、その十字架にナイフ
を投げつけた。そのナイフが当たった瞬間
ドォォォォォォン!!
と大きな音を立てて十字架が砕け散った。士助がいくら暴れても壊れない十字架が。それも大きな範囲で爆発が起こった。
「なっ…!」
「わかったか?これで死ねるという訳だ」
もう一度ナイフを作り、今度は士助に向ける。
「っ!クソッ!クソ、離せ!」
「あがいても無駄だ…」
サタナスは振りかぶってナイフを投げた。ナイフは思ったより速く、すぐに
士助のところに来る。だが、それと同時に十字架にヒビが入った。
それに気づいた士助はさっきより強く力を加えて暴れる。
「間に合え~~!!」
「もう遅い」
ナイフが士助に当たる。
その直前になんとか拘束を外れる事が出来た。
が、ナイフが爆発するのは物体に当たった時、士助が拘束を外れた十字架
めがけてナイフが飛んでいる。サタナスはこれも計算していた。
士助が拘束を外れた、すぐに移動しなければ…!!
そして、ナイフが十字架に当たる…!!
ドォォォォォォォォォォン!!!
遠くまで鳴り響く爆発音、聳え立つ煙、そこにあったのは…
なにもなかった、正しくは
だれもいなかった、跡形もなかった。
サタナスはそれを見て後ろを振り向く。そこに士助がいた。
「仕切りなおしといこーぜ!!」
「そうこなくてはな…」
士助は刀を振り下ろす、サタナスは手で受け止めて拳を引く。
それを見て士助は後退して、サタナスが拳を振ったのを確認して、
もう一度刀を振る。サタナスはもう一度手で受け止めようとしたが、
サタナスが掴んだのは幻影のマント、士助は後ろにいて、刀を振り下ろしていた。それは、サタナスに当たりサタナスは一度下がった。
「何故、幻影のマントがここに…?壊したはずだが…」
「へへ…実は幻影のマントは跳ね返せるものに限りはあれど、
守れる物に制限はないんだよ」
「なるほど…あの時言っていた‘バレた’というのはハッタリだった
ということだ」
そうこうしてる間にサタナスの傷は完治してサタナスはジャンプする。
が、その途中でサタナスは地面に倒れた。
「うっ…」
「!?何だ…?」
しばらく、苦しんだ後サタナスは立ち上がった。
「なんだ?腹でも痛くなったかよ…」
「ハァ…ハァ…なんでもない…」
呼吸を整えて士助に向かう。そして、さっきよりも速くジャンプ。
懐に潜り込むと
「魔掌!」
を喰らわせて、今度は両手を引く。そして、
「魔掌‘2連’!」
魔掌×2の威力、さすがに士助もダメージを負う。息を上げながらもさらに、片手を引いて
「十連魔掌!!」
魔掌の連続攻撃、士助はサタナスの連撃で体力を大きくそがれた。
「ハァハァ…どうだ…これでお前も…」
「・・・・・・・」
士助は倒れ伏し、息をしてない。それを見たサタナスは安心したのか、
「フフ…俺の…勝ちか…」
「そう、思ったのか」
士助は立ち上がって、
「っぷは!あ~疲れた、死んだフリ」
「!なっ!」
大きく息吸っている。気づくと姿は、元の姿に戻っていた。
「何故!何故お前は…」
「あれ?まだ気づいてないのか?一応防御力が上がったって、
気づかせないようにはしてたけどさ」
「あの時の笑いでおかしいと思ったがそれが理由で…」
「さて!今度はこっちの番だぜ!と言ってもあまり、体力残ってねえケド…」
士助は拳を固めて、サタナスに向かう。
そして、刀を片手に、片手は素手でサタナスに連撃をしかける。
「1、仙龍拳‘一閃’!!」
まず強い突き。
「2、仙龍拳‘ニ返し’!」
そして、裏拳。この時点でサタナスは体力を使い果たし、姿は元に戻って
しまい、能力が下がってしまい、おそらく、次からはダメージが大きくなる。
「3、仙龍拳‘三連’4、仙龍拳‘四龍波’!」
三連突き、直線のパンチ、サタナスはフラフラしている。
「5、魔龍斬、6、龍連斬!!」
刀で切りつけ、連続攻撃、そして、
「龍衝撃!!」
最後に、強いパンチ。
「計7攻撃、七色‘虹色連撃’」
サタナスは倒れた。もう、立ち上がる力も無いくらいに…
明日は頑張ります!




