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我龍転生  作者: キーダの滝
Seven big crimes編
15/82

第14話「そんなわけありません」

どうも、キーダの滝です。戦闘シーンは頭で描くのは簡単だけどいざ言葉にするとなると難しいですね。何でもそうか。


追記:改善済み


士助が故郷に戻って間もなく…


ヒロトの怪我は庵次がくれた薬を飲むとたちまち骨折も治り体の疲労も治った。異世界への感心を示しながらゆっくりベッドから出る。




千里邸加奈私室にて


「ふあ~あ…今は…」


加奈は起きたばかりで髪は跳ねまくっている。布団の中から顔を出して時計を見る。

変わらず写し出されるAM7:16 SATURDAYという電子文字を見て布団にもぐる。


「二度寝しよう…」


休息の二度寝をとる。







先程からかなり時間が経った。部屋にあるもう一つのアナログ時計の二つの針は12の数字をさしている。


「寝すぎた」


布団から出て、服を着替える。洗面所へ行き顔を洗い歯を磨く。髪を整え少し遅めの朝ごはん(昼ごはん)を済ませ部屋に戻って次に何をするかの思考へと入る。ふと机に目をやると読みかけの推理小説があったので手に取る。


「っていうか、士助は!?」


と、ヒロトがツッコミと共にドアを開けて入ってきた。


「何がよ」

「や、だって士助の修行編とか…」

「だってめちゃくちゃながくなるんだもん」

「でもたったの7日間ですよ?」

「あら、知らなかったの?こっちでの1日っていうのはあっちでいう100日よ」

「ええ!でもなんで…」

「だって士助この小説のプロローグで…

‘ついに1607歳の誕生日が来た!!’って言ってたじゃないの」

「そういえば…っていうか、そういう意味不明的発言は謹んでください!」





「とにかく、士助がいないんならやること無いわね」

「何かなさいますか?俺で良ければ相手をしますが」

「じゃあ始めましょう」

「へ?」


加奈が持っていたのは拷問器具に拘束具etc…


「逃げるんじゃないわよ」

「え、ちょちょちょっと待ってください!お願いします!何するんですか!聞いて!聞いて下さい!お願いします、待って待って待って!あっ…」









同時刻。

世界の下に存在する国がある。地を灰色の砂が埋めて、浮遊する悪魔や二足歩行、四足歩行の悪魔が徘徊する。空を暗雲が覆い、その下を翼を持った悪魔が飛び交う。ここは悪魔の棲む国『魔界』。国の中央にそびえ立つのは魔王城。崩れかけの風貌、黒い城壁が魔界の恐ろしさを物語る。その魔王城の一室にある悪魔達が集まっていた。


白い長机を挟む様に6つの椅子が、その中央に1つ席が用意されており、その内5つが既に埋まっていた。


「まだ始まらねーのかよ!遅れた奴は何やってんだ」


金髪の少年が痺れを切らしてイラつきをばらまく。彼は『スロス・ベルフェゴール』。‘怠惰’を与えられたデーモン。目の部分だけを仮面で隠している。


「まったくよ。さっさとしてくれないかしら」


綺麗な紫の髪を腰の辺りまで垂らすのは『ラス・アスモディウス』。‘色欲’を与えられたデーモン。ベルフェゴール同様に目を仮面で隠している。


「………………」


沈黙している彼は『グリドル・マーモン』。 ‘強欲’を与えられたデーモン。前髪が隠す瞳は誰も見たことがない。


「そう焦るな。まだ始まって10分程度しか立ってないぞ」


彼はは『プラド・ルシフェル』。‘高慢’を与えられたデーモン。他の2人よりも落ち着いて待っている。


そして、中央に威圧する様に待っているのは『ラーズ・サタナス』。‘憤怒’を与えられたデーモン。ここに集まったチームのリーダー。

つまり彼らはSBC。悪魔軍精鋭部隊なのだ。


「時間くらい守れっての。あー、さっさとしろよ」

「所在は分かってないの?マーモン」

「まだ、わかってない」

「まだ始まったばかりだと言っただろう。ゆっくり待てば…」


そう言っているとドアが開き白衣を纏った者が入ってきた」


「キキ!遅れたぜ、悪いな」

「おせーよ!何やってんだクズ!」

「そういきり立つなよ。死体回収してたら遅くなってたんだよ」

「相変わらず、趣味の悪い奴だ…」

「戦闘狂のルシフェルには言われたくないな」

「事実だ」

「喋っている暇があるならさっさと座れ。ベルゼビュート」


やり取りを見兼ねたサタナスが口を開く。冷たく二人を睨みつけベルゼビュートもおとなしく席につく。


「あとはレヴィンだ。マーモン、場所がわかるか?」

「……おそらく、この世界には、いないね」

「そうか。なら構わない。レヴィン抜きで会議を始める」


一名を除きSBC会議が始まった。各々楽な体制でサタナスの方を見る。


「昨日入った情報だが…アスタロト様が重症を負って戻ったらしい」

「何!」


皆口を揃えて驚く。アスタロトは悪魔最高ランクのディアボロが一人。驚かない方がおかしい。


「情報によると相手は虹色士助、という玄龍族の少年らしい」

「でたでた!また、危険因子じゃん!」

「ソイツ、強いの?」

「知らん。詳しい情報はまだだ」

「でも、アスタロト様がやられた。敵うか、わからない。戦うの?」

「それも検討中だ」

「キキ!ソイツの死体が欲しいねぇ…」

「しかし反してわかっていることは1つだけある」

「何だ?」

「危険因子は一度この世界に戻り力をつけるとのことだ」

「勝ち目はあるのか?」

「我等に敗北など認められない。勝つか負けるか、ではなく、勝たねばならないのだ」

「つまり、勝てってことね」

「そうだ。だが、それでは生ぬるい。危険な芽は早く摘まねばならない」

「キキキ!殺す、だろ?」

「おもしろそうじゃん♪」

「殺せばいいのね…」

「弱くなければいいのだが」

「興味、ないな…」

「キキ!おもんねえ奴だな、マーモン」

「以上だ。それ以外何も言うことはない。各自自分で行動するんだな」


会議が終わりサタナスが席を立つ。続き皆も立ち上がる。唯一座っているマーモンが口を開く。


「最初は、私が行く」

「マーモンか。好きにしろ」

「殺しちゃっても、いいのか?」

「フン…所詮お前達は前座。勝てる相手ではない」

「それは、殺ってみてからの、お楽しみ」


席を外して会議室を後にした。


「アイツは何企んでんのかしら」

「まあ、1番に死んでくれるんだからいいじゃん」

「会議は終了だな。先程も言ったがお前達は好きにしていい」


サタナス、ルシフェルと続き会議室を出て行く。最後に残ったベルゼビュートが不適に笑う。



悪魔達は死を与えるものとなる…


改善した後思いますが大分下手だな〜と認識させられます。

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