第12話「守らないと、強くならないと」
ども、キーダの滝です
それにしても前話めっちゃ長いっすね…
バランスとるためにこの話は少なめにしようかな
それでは本編へどうぞ
あらすじ
暴走した士助を無傷でおさえた青年。
彼の正体は…?
しばらくして目が覚めた。気づくと千里邸医療室のベッドの上にいた。
「あれ?俺はたしか…っていてて!」
ヒロトは骨折箇所を包帯で適切な処置を施されていた。
「そうか、俺はよくわからない奴にやられて…」
独り言を言っているとノックも無く無愛想にドアが開き先程の青年が入ってきた。
「目が覚めたか」
「お前は…」
(そうだ、俺コイツに運ばれて、コイツは士助を…)
「そうだ!士助はどこに行ったんだ!」
「騒ぐと体に触るぞ」
「そんなことは…ぐっ!」
ヒロトは痛む場所を押さえ苦しんでいる。そんな様子も気にかけず淡々と話を進められる。
「落ち着け。別に死んではいない」
「本当か?」
「嘘を言ってどうする…」
青年はハァとため息をついたあと近くの椅子に腰掛ける。
「俺は虹色 庵次。士助の兄だ」
「士助の兄…」
「現状、士助は死んではいない。だがあのまま放置しておけば闇に飲まれて自我を失いただの魔物と化すだろう。それだけは阻止しなければ…」
顔つきが変わり険しくなる。庵次の発言がヒロトの不安を煽り、少し訊ねてみた。
「魔物って…今の士助はどうなってるんだ?見ただけなら怒りであの姿になったみたいだが」
「怒り、か。やはり変わらないな…」
「?」
「いや、こちらの話だ」
庵次は話を元に戻す。それに加え重要な事実を知ることになった。
「今の士助は昂ぶった感情が引き金となって内なる力を引き出したんだ。玄龍族だけでなく他の種族もなりうる可能性のある存在だ。それと一つ重要なことを言っておく」
「重要なこと?」
「恐らく、こちらの世界は悪魔に襲撃され支配される。相手の軍団は総勢一億を超える。そいつらがしばらくしない内に来るかもしれない」
「……え?」
その場を凍てつかせる発言だった。思考も停止してしまうほどの恐怖を感じた。今日の襲撃の様に各地に悪魔が現れ人々を攻撃し、支配される。もしかすると今日の襲撃は手始めとして被害が少なかったかもしれないがもし悪魔が本気をだせば…
想像を絶する悪夢がヒロトを襲った。
また、キーダの滝です
夜遅くに作業して疲労がたまります
本業もだし、作業あるし…忙しいです
でも、頑張ります
それじゃあ、また次回
サヨウナラ




