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我龍転生  作者: キーダの滝
異世界の少年
10/82

第9話「1人対門&門番&多数のあいつら」

改善済み


あらすじ

異様な力をどこかに感じた士助、力の発生源を探す。


(何だ…どこか、どこかココより遠い場所に大きな力が存在する)

その前兆か次の日2度目の悲劇が起きた…



その次の日…

士助は学校に来て最初にその存在を感じ取った。

(!やっぱり…昨日よりか小さいけど悪魔の気配がある。)

士助は教室に荷物を置いた後、教室を出て行った。校内を手当たり次第に授業の時間も潰して探した。

そして見つけた。  2階の第2校舎の突き当たりに‘最下地獄門’(アンダーヘルゲート)を



最下地獄門とは…

別世界の物を転送する際に悪魔が使用する通過門。 転送定員数は50程度(アベアーを1としてデヴィルを10、デーモンを30、ディアボロは転送不可)破壊は可能だが門付近には破壊しようとしたした者を排除する石造りの門番が2体配置されている。



「とにかく、ぶっ壊すしかねーな!」


幸いにも門はまだ開いておらず、士助は拳を後ろに引いて思いっきり門をなぐった。

ピシピシと門にひびが入り音が鳴った。同時に門を挟む様に設置された石像が目を赤く光らせ動き出す。大きなハルバードを持った石像が2体襲い掛かってくる。

しかし、士助は石像に動じず即座に剣を出し石像を切りつける。予想以上に脆くガラガラと崩れ去る。


「お前らに構ってる暇はねえ!」


門の方を見ると門が開き始めている。ゆっくりではあるが門番に手こずっていると悪魔が攻め込んできてしまう。


「これはまずいな…」


門の向こうには大きい力は感じ取れない。おそらくアベアーの軍勢が現れると推測する。士助にとってたかがアベアー。50体だろうが100だろうが関係なく全部倒せる。が、士助にとっての最悪のケースは生徒を襲撃すること、それは非常にマズイ…

士助は冷静になりよく考える。アベアーの実力は悪戯程度だがそれが何重にも重なりその重複はより強い事象をもたらす。1が積りに積もって人体に害のある事象を引き起こすかもしれない。悪くて『死』!

今、門を破壊しなければたくさんの犠牲者がでてしまう。しかし、幸いにもこの場所は普段使われてしない。相手にとってもバレずに悪魔を放つことが可能な場所であり、士助にとっても好条件な場所。

ここなら自分の力を抑えず発揮できる、がこの世界に来て間もないので力のコントロールは難しい。

がつぶすしかない!士助は決断し攻撃態勢をとる。

再び拳を後ろに引いて2度目の攻撃、そして3度目、と拳をぶつける。

門は徐々に開いているものの既にで門は半壊状態となり、士助の攻撃が勢いを増す。


「しぶとい…だったらこれでどうだ!」


4度目は強烈なキック、の時に悪魔が数匹出てきてしまった。


「!時間をかけすぎたか…!」」


おそらく7匹ぐらい、倒す前にまず門を破壊せねば…士助は最高威力のキックをくらわせ速攻で門を破壊したあと悪魔を追いかけた。廊下を探しまわっていると上の階からうわぁ!という声が聞こえたので急いで駆けつけた。すると、男子生徒が倒れこんで上へと続く階段を見ていた。


「どうした!」


と聞くと生徒は驚きながら答えた。


「さっき、なんか黒い奴が屋上に行って…なんなんだアレ!」

「ええっと…と、とにかく見てくるよ!」


その生徒を後にして士助は屋上へと上がって行った。


やはり屋上では一体丸い体の小さい悪魔が数匹いた。悪魔を瞬殺し、士助は再度探しにいこうとしたが、屋上から出るためドアに手をかけた瞬間にグラウンドの方から悲鳴が聞こえてきた。それを聞いて士助はグラウンドを見ると女子生徒が悪魔2匹に追いかけられていた。


「めんどくせえ!」と言って屋上のフェンスに手を掛け屋上から悪魔のいる方に飛んでいった。ドスン!という地面の音がなり士助は足を押さえたあと悪魔を瞬殺した。

そのようなことがその後4回続いた。

1階の職員室前、次は3階の美術室、次に2階の図書室、また屋上というように士助はまた疲れた。



そして、教室に戻り士助は3時間の遅刻をしてしまった。

バッグはあって何故お前がいない?という質問に人助けという答えを返したが信じてもらえず4時間目の始まりから廊下に立たされた。被害は最小限に抑えたもののこんなことになるのは想像していなかった。


「ホントに人助けなのに…」


廊下でそんなことを呟いていると廊下の向こう側から声が聞こえてきた。


「玄龍の最年少兵器がそのザマとはな…」


声の主を確認するとそこには紳士服をきた士助と同じくらいの少年がいた。がしかし、少年からは悪魔の力を感じる。どうやら、士助に用があって来たらしい。士助もそれを察して身構える。一体、少年の正体はいかに…


次回に続く

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