3話 ヤマンソライバルが来る
ヤマンソが転校してから一週間が経ち、ヤマンソはクラスに馴染んできていた
「ねぇましろ?今日も弁当作ってきたからあーんしてあげるわね」
ましろとヤマンソがいつものように話していると……
ドアが突然勢いよく開く
「ましろ先輩いますか?」
そこにいたのはピンクの髪に小さい身長の後輩の奶甘羅飛だった
ましろは奶甘に近寄る
「何?ましろは私の物よ」
ヤマンソはましろの腕をつかんで言う
「ヤマンソ先輩は少し待ってください!!じゃあ先輩行きましょう♪」
そう言うと奶甘は驚くほど強い力で空き教室に連れていく
「ちょ……あなたまた待ちなさい!!」
ヤマンソは追いかけるが見失う
「よーやく二人きりですね?ましろ先輩」
奶甘は誘惑するように言う
「えーと……?何?ヤマンソに怒られるから急いで欲しいな」
「私の物になりませんか?ヤマンソ先輩よりも優しいですし甘々ですよ」
奶甘は耳元で小さく言う
「ひゃっ!!もう……近いしならないよ」
ましろは耳元で話されたことに驚くがハッキリ断る
教室には少し気まずい空気が流れる
「なら無理矢理にでもなりますよ?彼女に」
そう言うと奶甘はましろを抱き締めた
「何して……やめ」
ましろは顔が真っ赤だ
「先輩可愛いですね?もう私の虜なんじゃないですか?私、先輩の“中身”に興味があるんですよ? その魂、深くて、甘くて、でもどこか壊れそうで……んふふ、すごくそそる。」
突然勢いよくドアが開く
「ようやく見つけた……お待たせまし……」
ヤマンソは目の前の光景に動きが止まる
教室にいる三人は動きが止まる
再び教室に気まずい空気が流れる
「あああああ貴方一体私のましろになしてるの!!」
ヤマンソは奶甘に詰め寄る
「何って~もうましろは私の彼氏ですよ?」
奶甘は見せつけるように強くましろを抱き締める
「それに~利用できそうですから、ましろは」
書いてて思いました、この小説のメインヒロインはヤマンソのはずなんですけど気がついたらヤマンソよりもましろの方が可愛く描写してるシーンの方が多いです、もはやメインヒロインはましろかも