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私の夜

作者: 秋葉竹




夜に溺れないように

アスファルトを砕く勢いで

懸命に

駆けた


『オレは

夜など駆けない

幸せな未来に賭けるだけさ』

と嘯いた

奴の眼差しはすこしシンとして


私は

『私の夜』を

楽しむように

懐かしむように

粉々になるまで

砕いて行った

砕いて回った


『私の夜』は

すこしだけゆっくりと

回ってくれているようだった










──────────────────

お読みくださり誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

でわ。

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