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最終列車の旅
日々、欠けた月。
命の火、脆い聖火。
大木に吊した木の実を収穫
産まれ来る希望への讃歌
未知、一度の道。
蛍の火、人型の光。
青白い惑星、駅のホーム
7月27日に出発した最終列車
終点は知らされていない
しかし、終点は必ず見えるらしい
最終列車は僕を乗せて
未だ見ぬ世界へ、静かに向かう
パティシエを夢見た女の子、列車は終点に着いた
世界を恨んだ女の子、列車は終点に着いた
好き嫌いの差はあれど
着いた場所は同じだろう
日々、満ちかけた愛
星が見た星、人型の光
最終列車は僕を乗せて
誰も知らぬ終点を目指して進む
最終列車は君を乗せて
日々をくぐり抜け、静かに走る
