表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/454

生きなければいけない理由

読んでください、お願いします!よかったらいいねも、お願いします!

「なあ、レオン」

「なあに、アラン」

 人間のアランは、長生きの、エルフのレオンに相談を持ち掛けた。

「死にたくなるときって、ない?」

「あるよ。毎日。君と同じ、うつ病だから」

「おれも、苦しくて。でも、じゃあ」

「うん」

「じゃあ、死んではいけない理由って、何だと思う?」

「それは」


 カーテンが靡き、黒というよりは暗く青い空、そして満開の星空が見える。


 アランは、いつものように抗不安薬と抗うつ薬、睡眠薬を飲んだ。


 なのに。


 胸の痛みが、襲ってくる。


 今日は、ひどい日だ。


 アランは、窓の外に、右手を伸ばした。

 窓の下は、とても、深く、遠い。


 左手で、パシッと、叩こうとしたときに、思った。


 あれ。


 死にたいのに。


 なんで。


 死んではいけないんだろう。


 生きる意味なんて、ないのに。

 

 その時。


 ドアは、光った。


「なあ、レオン」

「なあに、アラン」

 人間のアランは、レオンに相談を持ち掛けた。

「しにたくなるときって、ない?」

「あるよ。毎日。君と同じ、うつ病だから」

「おれも、苦しくて。でも、じゃあ」

「うん」

「じゃあ、しんではいけない理由って、何だと思う?」

「それは」

 リアンは、アランの方をじっと見た。


「みんなと、会いたいから」


「じゃあ、生きる意味って」



「みんなと、会うため。それだけだよ。今はね」


 レオンは、ニコッと笑った。


 おれは、紛争時代の友達のことを、思い浮かべた。


 もし、あいつらが。

 1人でも、生きていれば。


 そして。


 誰も。


 死んでほしくない。


 この。


 異世界で出会う、友達、誰1人。


 だから。


 おれは。


 生き続けなければ、ならない。


 エルフのレオンに聞いてよかった。


 あと一週間。


 死にたくなっても。


 みんなと会うために。


 絶対に、生きてやる。


 おれとリアンは、空を見上げた。


 満開の花火が、咲き、散った。

読んでくださり、ありがとうございます。。誰かの助けになれば、嬉しいなって思って、願いも込めて、書いてみました。よかったらいいねお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ