クリスマスイブ、天使のミカは恋のキューピット
「僕と、付き合ってください!」
「私、あなたのことが、好きです!」
「僕と、結婚してください。」
クリスマスイブは、たくさんの声が聞こえてくる。
私、天使のミカは、恋のキューピットとしてたまに派遣されるけど、クリスマスイブは仕事が多い。
なんでこうも特別な日に告白とかプロポーズする人が多いんだろうか。
疲れる。
数日前から誰かを助ける仕事は休職しているけれど、この仕事は休ませてくれない。
透明になって、いろんな人を周りながら、恋に落としていく。
何時間、続ければいいの。
その時。
上から。
空から。
とても高い空から。
人が。
落ちてきた。
自殺!?
助けなきゃ!!!
私は、羽を広げ、すぐにその人の元へと向かった。
そして。
その人は、バサっと、背中に乗った。
「ミカ!」
その声は!
「レオン!なんで!」
「自殺じゃないの、エルフの仕事してサンタさんの手伝いしてたら落ちちゃって」
「そっか、そんなことがあったんだ」
「あ、私、仕事、戻らなきゃ」
「わかった。じゃあ、サンタさんのところまで、私が、連れてってあげる。サンタさん、どこ行っちゃったかなぁ」
空まで駆け上がると、キラキラした街並みが見える。
まるで、世界中の幸せを独り占めしているみたい。
「あ、いた!」
リオンは、サンタを見つけた。
「わかった、急ぐよ!」
私は、リオンを連れて急加速した。
サンタさんのところについた。
「ふぉっふぉっ。プレゼント置いとこうと思ったら起きててなぁ。漫画家セットが欲しいとか。変わっとるよなぁ」
漫画家セット・・・。
「ねえ、レオン」
「なに?」
「明日、異世界くる?」
「行くよ」
「私も。じゃあね」
「バイバイ」
また、キューピットの仕事を再開した。




