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僕が異世界に行けたのは「うつ病だから」だそうです  作者: 佐和多 奏
うつ病だった時に書いたやつ

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おれは絶対に自殺をしない

よろしくお願いします。

 レンは、悲しそうな顔をして、おれに告げた。

「なあ、アラン。おれ、ずっと好きだったやつに、振られたんだよ。家族ともうまくいかなくて、勉強も、全然ダメで」

 レンは、おれの唯一の友達だった。

「でも。野球部で、レギュラー、取れそうなんだ。もっと頑張って練習すれば。それで、うちの世代めちゃくちゃ強くて、もし上手くいけば、全国も」

 レンは。


 レギュラーには選ばれなかった。


 おれは思った。

 レンは、他の糸がどんどん切れていって。

 野球。

 その、1番細い糸だけを希望に、生きていたのかもしれない。


 でも。


 レンがいなくなって。


 おれは、孤独になった。


 うつ病を発症した。


 その後。


 異世界に行って、友達ができた。


 おれは、孤独感を解消した。


 うつ病は、めっっっちゃくちゃつらい。


 でも。


 おれは。


 心に決めている。



 友達がいる以上。


 おれは絶対に自殺をしない。

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