クリスマス・エルフ 前編
よろしくお願いします。
「ねえ、アラン」
「なに、レオン」
「わたし、最近、忙しすぎて、疲れちゃってるみたい。」
「忙しいの?」
「うん。」
花火が上がり、現実世界へと2人は戻された。
フィンランドの北部。
そこに、1つの郵便局がある。
その名も。
「サンタクロース中央郵便局」
雪がゆっくりと降り、空にはオーロラが輝く。
エルフのリオンは、郵便局に入っていった。
中は暖かい。
先に進み、木のドアの前で立ち止まった。
ここから先には、「小包配送センター」がある。
クリスマスが近くなると、リオンはクリスマス・エルフとして招集され、ここサンタクロース中央郵便局で、プレゼント依頼の手紙の仕分けや、プレゼントの用意など、サンタクロースの手伝いを行う。
レオンは、ある手紙が目に留まった。
それは。友人からの、プレゼントの依頼だった。
「あれ、これ、アランの。漫画家、セット?」
アランには、趣味があった。
それは、絵や、漫画を描くこと。
しかし、アランは、漫画家用のペンを持っていなかった。
だから、サンタに、手紙を送った。
もちろん、届かないと思って。
でも。
エルフに。
それも。
レオンに。
届いた。
リオンは漫画家セットをまとめ、次の仕事へと入った。
12月25日、夜11時。
仕事が大変で、昼間、ぐっすりと寝ていた。
異世界に入ると、アランが来てくれた。
「はい、これ。クリスマスプレゼント」
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