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lost ―アイ―

 それは、暖かい記憶。

 それは、絶望の光景。


 真っ赤にまっかに染まった世界を走っていた。

 隣には生意気な妹。

 少し前にいる父と母。

 だいぶ遅れてレイとレイのご両親。

 その隣にマナと叔父さん。

 きらきらと紅く輝く水辺。

 飛び跳ねた魚のうろこはルビーみたいに輝いて。


 木々の朱。

 赤。

 紅。

 朱。


 時折まじる深い闇。

 禍々しく寒々しく、空々しく。


 赤い空。

 紅い水。

 朱い木。


 ……深い闇。


 赤い世界がすべてを包んで(朱? 紅? ううん、どうだっていい)。

 すべてを包むとそれはすべて深い闇になった。

 それが、すべての始まりだった。

 それが、すべての終わりだった。


 それが。

 最期の、暖かい記憶だった。

 最初の、絶望の光景だった………。

読んでいただきありがとうございました。


貴重なお時間を費やしていただき感謝いたします。


気にいってただけたら幸いです。

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