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世界を滅ぼす仕事、絶対に辞めてやる!(仮)  作者: ダンデ
プロローグ
6/10

6話 積極的に1ターン休みを狙っていくリアル人生ゲーム

しばらく1日1話で

「お前らは一体何をしていたんだ…?」



ラインが呆れたように言う、カイセはその問いに


「ちょ、何を言ってるか分かりませんねぇ?」


と芝居かかったように答える。

リリアはその横で



「見てください、このサンドウィッチ。こんなにボリューミーで具沢山なのに潰せばこの通り、ぺちゃんこなので0カロリーですよー(棒)」

と読み合わせを続けていた。


なぜか青い顔になったラインが叫ぶ。



「ほんとに何があったんだよ⁉︎てかパクリじゃん⁉︎」

「パクリじゃないデスゥ!ハンバーガー屋さんじゃなくてサンドウィッチ屋さんだからな!」

「いや、サンドウィッチの方がそこはかとなく、こう、醸し出しちゃってるだろ!」



醸し出しちゃってすみません



「てか本当に何があったんだよこの一週間で!この世界の祝福について調べてたんじゃなかったの⁉︎」


そう、話し合いの結果この世界での調査対象として最重要項目を事前に定めていたのである。


決してお笑いグランプリで優勝することではなかったはずなのだ。



「優勝賞金が出るんだよぉぉ!一生遊んで暮らせるんだよぉ!出るしかねぇ‼︎どんな手を使ってでも優勝してみせる!」


目が金のマークになったカイセが力説する。


リリアもネタの暗記に余念がない。


「なんでリリア様も乗っちゃってるんですか、バカなの?リリア様もちょぉっとバカなの⁉︎」



「【ちょ、何言ってるか分かりませんねぇ】(ブレイド・ライトニング)」

「ひょわぁ!」



ラインの足元に雷の劔が刺さる。



「いいツッコミだな、さすが俺の相方」

「いや、ツッコミってか普通に死ぬし。放送できないし」


青い顔をしたラインがつっこんだ。






「一週間たってもう一度回廊を繋げられるようになったからな、一度戻って女王に現状を報告するぞ」


「現状って?」

「現状は…最優先目標についての調査経過についてだ!」


リリアが言う。

「私達、調査してないよ?」


カイセも続いて、

「ずっとバイトして夜は飲んでを繰り返してたんだよ、これで帰ったら女王に殺されるんじゃないかな?」



いつか時間があった時にこの一週間を振り返ろう。



というわけでラインが一人で経過を報告しに戻ることになった。


いつも通り二人にラインが振り回された、というわけでもないのだが。



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