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罪を償えという名の異世界転生  作者: ゆら
第一章
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6 世界のルール

 神から貰った知識は俺の中に完全に根付いている。なので色々なことが当たり前に感じられ、日本との違いとして見ないと気付けないくらいだった。

 ワードとして抜き出していく。


〈魔法〉

〈魔力〉

〈魔獣〉

〈サイキック〉

〈サイコキネシス〉

〈ギフト〉

〈熟練技術〉

〈奴隷〉


 他にもなんだか沢山あるが、自身に直結出来そうで気になるところを抜き出してみた。

 俺に付けられている罰も大きく見れば〈ギフト〉に分類されるようだ。このギフトってやつは普通消えることはない。


 神からの知識なんだが、この世界の全人口が3割以上知っていることはほぼ分かるようになっている。それ以外にも街単位での3割も当てはまっている。村単位では分からない。お陰でかなり国の情勢は分かっている。しかしあくまでも俺がこの世界に降り立った時までのものだ。

 国単位で情勢が変わり新たに告知されたものなんかは追加される事はない。

 専門分野の知識なんかもまずわからない。しかし、魔法や魔力があることは常識で、魔獣の存在も当たり前に知れ渡っているのでその辺りは理解できている。


 サイキックにサイコキネシス、いわゆる超能力ってやつがあるようだ。サイキックに関しては僧籍に身をおく者や妖精なんかとコンタクトを取るものが身につける傾向にある。自警団や軍部でも捜査用にごく一部の者が身につけている。と、知識がある。

 サイキック能力は通常見えざる者達を見たり、別の次元に住まう者との対話にもちいられたり、生物や無機物の記憶を見ることが可能なようだ。サイコメトリーってやつか?

 サイコキネシスは念動力で見えない力で物体を動かしたり出来るらしい。知識がたりなく曖昧だなー。

 この辺に関しては、呼び方も、認識も様々らしい。


 ギフトは生まれ持った才能として認識されやすいが、神から与えられた能力である。俺の罰のように脳内に浮かび上がってくるらしく、他人には分からないようになっているらしい。

 おおよそ世界人口の1割はギフトなしで、5割程が1つは持っている。5つくらいまでのギフト持ちはわりといるらしく過去には100以上のギフト持ちもいたようだ。自称であるが。

 後天的に増えるものもいるらしいが、そのメカニズムは解明されていないようである。


 熟練技術というのがこの世界ではもっともポピュラーなものである。端的に言えば経験してきたことの数値化かな。だいたいどんなものでも数値化される。

 ただしある程度実用化出来る段階で初めて確認できるようになるようだ。数値としては5、そこになれば登録した熟練カードに表示される。まぁ飯が食えるかもね程度の技術力ではある。


 ただ結構曖昧な部分が多く知識として机の上で学んだ部分と、実際に物に触れ体を動かし学んだ部分が合わさった数値が現れるのである。

 日本の知識ですり合わせてみる。野球のルールなんかはよく知ってるのに実際やるとさっぱりって例えればいいのだろうか。逆ならどうだ、バッティングセンターでかなりの速球でも打てるが、野球のルールはほぼ知らない。こういう場合でも5の基準値に到達する事も多い。

 こう認識してればいいよな。


 魔法と魔力、魔力は生物全般に宿っている。無機物は宿っていたり宿ってなかったり様々なようだ。人類ならば誰でも魔法が使えるようになるらしい。だがそれなりに学び修行しないと成果がでない。

 世間一般的にはこれくらいしか知識にない事から、そこまで一般的に実用化されていないのかも。

 魔法都市なんかではまた違うようだけどね。


 あー、魔物については存在することは当たり前でも、有名な魔物以外はさっぱりわかんないな。このあたりは後回しするしかないな。

 日本での知識も小さいころ見た気がするアニメや有名な映画で見た記憶しかないからよくわかんないし。同じようなのが出てくるんだろうか。


 次は奴隷か。契約奴隷、封印奴隷、強制奴隷の三種類あるようで、契約奴隷はただ働くためになったり、食うに困って身売り的に奴隷になった者達で、書類一枚で契約する別名信用奴隷というやつだ。

 法的効果のある書類で契約と同時に熟練カードにも記載される。あ、ちなみに熟練カードは身分証の役目もはたす大事なものだっりする。一般市民からは皆持っているようだ。

 奴隷側から契約を一方的に破ると、熟練カードが機能しなると同時に自身の熟練技術が発揮できなくなる。剣術なんかを10年以上鍛えていたのに破った事で発揮できなくなるとか、まず破る奴はいないだろう。

 契約内容次第だが、国の認める機関でしか契約書がかわせないので、悪用されることも少ない。雇用側も破れば同じ扱いだしな。

 契約奴隷は熟練カードに記載される以外はそこらの一般人と見分けがつくこともない。


 強制奴隷は主に捕まった犯罪者に科せられる処置で、首に魔術刻印を書き込まれそれを長期的に隠すことは許されない。ちなみ魔術刻印が発動すれば死である。

 何をすれば発動するかは秘匿され、常に怯えながら生きていくこととなる。

 酷いものには立って過ごす事しか許されないとかあったようで、ほぼ死刑と同類だったこともある。犯罪者以外が強制奴隷になることもあるらしいが、一般には伝わっていないらしくらしいとしか分からなかった。


 最後に封印奴隷だが、全ての行動を封印される。呼吸だけは例外だ。飯を食うのもトイレにいくのも、考えることさえ許可無くは出来なくなってしまうおっそろし状態にされてしまう。一から十まで細かく何を許可するか決めないといけないので、扱い自体かなり難しいといえる。

 この辺りまでが一般常識なせいでこれ以上はわからないが、俺がこうなることは避けたいところだ。

 それに常識外の奴隷もあるかもしれないからな。


 こう考えると、日本とは全く違う世界なんだなーとしみじみ思う。ギフトとかあれば生きてくのにかなり有用だろうし、こんな状態の俺でも色々出来てしまうだろう。

 ギフト生えてこないかなー。

 熟練カードはないが俺とか色々と記載されてるんじゃないかな? 炊事洗濯掃除関連とか、マネージメントとか、周囲を確認することとか、セラピスト的ななんかとか。ヒモをするにあたって大事な技術はそこそこ自信がある。

 魔法なんかもよくわかんないけど覚えちゃえば便利だろうし、超能力も覚えられるなら覚えたい。


 


 色々考えてるうちに結構時間がたっていたようで、腹がすいてきた。かったいパンしかないからそれを食べるんだけど…。勢い良くかぶりついたら上前歯が2本、大きく欠けてしまった。

 不摂生と老化のせいだろうが少し泣きそうになった。


 精神的に参っていることもあって異常なほど疲れている気がする。よし、今日はもう寝よう。


 ベッドに横になり、数秒後、重みでベッドが壊れたので床に寝ることにした。


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