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ネビロン人の計略

 ネビロン人は数年間に渡って地球人を分析した。その結果として大方の人間は自己中心的で、お金と権力に弱いという事が判明した。

 そしてこのような地球人をコントロールするため、本来は病んだ人の心を癒し、元気を回復させるための装置を改造した。勿論その技術の元はペルシカ人だったのだが。

 その結果人間の我欲を増幅させる装置の開発に成功したのである。そしてこれを電波に乗せて遠くに離れた個人をターゲットにすることが出来た。これを各国の政府高官や、財界、軍事的指導者などにターゲットを絞り彼らの我欲を増大させようとした。

 ただし欠点もある。もともと我欲の無い人間にはほとんど効果が期待出来ないという事だ。

 それでもある国では、政治家の汚職が続出し国民の不満が爆発した。そして各地で暴動騒ぎが起こり、国力が衰退していく現象も現れた。

 またある国では軍事クーデターが発生し軍事独裁政権が誕生したところもある。そして隣国に領土拡張のための準備までやりはじめたのである。

 ネビロン人はこのようにして地球を混乱させ自滅していくように仕向けた。

 そして最終的に生き残った人間は自信を無くし気力を無くしていくだろうと推測し、そんな人間を奴隷化していこうと思った。

 ただし、今の段階ではこの装置も出力が小さく、地球全体を混乱させるには力不足である。まだまだ実験を繰り返しながら改良を加えていかなければならなかった。

 彼らは、この悪魔のような装置をディアボロスと呼んだ。

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