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恋愛物語

多国語が喋れる少女が転校してきた

作者: 坂口あーす

英語やウクライナ語、韓国語は翻訳ソフトを使っています。

多少違っている部分があると思いますがご了承ください。

もし分かる人がいましたら感想欄にてご指摘しただると嬉しいです。

 今日から俺は湊咲高校(みなとさきこうこう)に入学する。

 この学校は日本一の進学校とも呼ばれているらしい。

 その頭のいい高校に大空湊(おおぞらみなと)が入学する。

 この高校に湊と入ってるからもしかしたら運命かもと思ってしまうが、それはないだろう。


 入学式が終わり、友達が作らないまま半年が過ぎた。

 登校して教室に入ると俺の隣に机が置いてあった。

 元々ここに机なんて置いてあったけと思いながら自分の席についた。

 担任が教室に入りお知らせがあると言った。


 「えー。今日このクラスに転校生が来ます。」

 担任がそう言ってから扉が開いた。

 

 「初めまして。エリサ・ミルヴァイナ・桔梗と申します。以前日本に6年住んでいたので日本語は大体分かります。よろしくお願いします。」


 そういう風に挨拶をした。

 めちゃくちゃ美少女で髪はしっとりとした金髪でスタイルはとても良かった。

 とても流暢に話していたものだから本当に6年住んだだけでこんなに話せるものなのかとも思ったが、もしかしたら親のどちらかが日本人なのだろう。

 そう思っていた

 

 担任が「質問ある人はいるか」と言って俺の前に座っている女子生徒が手を挙げて質問をした。

 「エリサさんはどこから来たんですか?また、親のどちらかが日本人なのでしょうか?」

 

 俺の思考が読まれたのかとも思ったが、多分この人も流暢に話していたからもしかしたらと思って質問をしたのだろう。


 「私はアメリカから来ました。母親の父の方が日本人ですが、国籍上母親は日本人ではなくアメリカ人だそうです」

 と彼女は答えた。

 みんなもなるほどと言った顔だった。


 「えー。じゃあ、桔梗の先はあの席に座ってくれ」

 担任が俺の隣の席の方に座るように行った。

 隣に来ることは分かっていたが、なんとなく緊張していた。

 だって美少女だろ。こんな陰キャの隣なんて嫌だろうと思う。俺だったら最悪とも思ってしまうかもしれない。

 そして彼女はよろしくお願いしますと軽く俺に挨拶をしてきて俺もお願いしますと返した。


 昼休みになった頃にクラスのみんなが彼女が座っている所に来ていた。

 段々来るものだからあまり落ち着いて昼飯が買えないため、俺は屋上に行くことにした。

 やはり、一人の空間がとても落ち着く。

 

 昼飯を食べ終えてそろそろ教室に戻ろうかと思った時に屋上の扉が開いた。

 誰がきたのだろうと思っていたら、今日転校してきたエリサだった。

 俺はそんなことを気にしないで屋上に出ようと思ったらエリサに止められた。


 「大空さん。待ってください」

 「俺になんか用ですか?」

 「はい。大空さんに少し聞きたい事があるのですが」

 エリサはそう言って俺の方に近づいてきた。

 もしかして俺に一目惚れでもしたのかなとも思ったがあまり接点もないのでそれなないと思った。


 「大空さんはなんで一人でいるのですか?友達かいなんですか?」

 そんなことを言ってきた。

 俺は友達なんていないと答えた。

 少し心が痛んだがコミ障で陰キャな俺は友達なんて作れるわけもなくて。

 そしたら、彼女はこんなことを言ってきた。

 「じゃあ、私が友達になってあげましょうか?」

 とてもありがたかったが遠慮しといた。

 こんな俺と友達になったら桔梗さんが揶揄われるかもしれないから友達にはなれないと彼女には言ったが彼女はそれでも友達になれとしつこかったので大人しく、その言葉に頷いた。


 そして、彼女とこの屋上で会うのが日課になり、名前呼びまで呼び合うような中になった。

 最初お互い呼ぶ時は緊張していたが徐々に自然と言えるようになった。

 

 とある日にエリサが急に

 「Ти мені дуже подобаєшся(あなたのことがとても好き)」

 俺は何を言われたのか分からなかったが、エリサは、ウクライナ語でバカというらしい。

 エリサは英語だけではなくウクライナ語が喋れるのかととても感心していた。


 「바보」

 俺は自分の生まれた国の言葉でバカと言った。

 彼女は目を丸くしていてしばらくして何を言ったのかと聞いてきたので


 「バカって言ったんだよ」

 「へー。てか湊って韓国語喋れたんだね」

 「うん。少し住んでいたたんだ」

 俺はそう言ったらエリサは自分にも韓国語を少し勉強させて欲しいと言ったが、俺は丁重にそのお願いを断った。

 別に自慢して言ったわけではないしただのお返ししただけだしバカって言ったから教えないと言ったら、少し落ち込んで分かったと言った。

 

 


 体育祭の日になった。


 ちなみに俺はそこまで足が速いわけでもない。

 だからあまり走りたくないのだが、エリサが、本気で体育祭に挑んだらお願いを1つ聞いてくれるらしい。

 なので、俺は自分がやる種目を全力でやった。

 といってもリレーしか出ないので、全力で走った。

 陸上部のエースを俺は軽々と越して次の人にバトンを渡してゴールした。

 俺のチームのみんなは目を丸くしていた。

 そんなにも意外だったのかなとも思った。

 「すごいね君。あの全国大会にも出てる陸上部のエースを軽々と越すなんて。是非陸上部に入って欲しい」

 部長らしきに人に勧誘されたが丁重にお断りした。

 体育祭が終わり、エリサになにをお願いをするか考えた。


 俺は、屋上でエリサに呼ばれた。


 「全力で体育祭をやったからご褒美をあげないとね。お願いはなに?」

 そう彼女は言った。そして、俺は彼女に願いを言った。

 「俺と付き合ってください」


 心臓が口から飛び出そうなほど昂っていた。

 強い風が吹いて木が揺れた。

 そして彼女は顔を赤くして笑顔で、「Yes,I loo forward to working with you.(はい。よろしくお願いします。)」

 彼女が何を言ったかはとてもよく分かった。

 なぜなら、俺は韓国語と英語も喋れるのだから。


 そして、俺とエリサは手を繋ぎながら校舎を出た。

 陰キャだった俺に友達になってくれないかと言われたときはとても嬉しかった。

 何度か一緒に出掛けた時も楽しかった。

 日に日にエリサと一緒にいると胸がどきどきしてきた。

 体育祭の前日に少し話していてその時に彼女が笑っているところを見るて確信が持てた。

 そして、彼女が体育祭を全力でやったらお願いを一つ聞いてあげると言ってきたので、チャンスだと思った。


 そして、俺は全力で体育祭をやった。

 結果的に行事とかに頼ることになったがまぁ付き合えたし良いんじゃないだろうかと思った。


 そして俺はエリサと共に残りの高校生活を楽しんでいい思い出を作ろうと誓った

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