1話、能力
初投稿です!よろしくお願いします!
「あぢ〜」
「夏なんだから当たり前だろ」
僕は灰咲優斗。とんでもない超能力を使えるー...
訳でもないただの一般男子高校生。
「アイスでも買うか?」
こいつは赤鬼海。僕の親友であり、唯一の友達。
「ありあり!」
「おっけ、奢ってやるよ!」
「やった〜!」
と、こんな感じで仲良く下校していた。
「んじゃ、俺こっちだから」
「じゃあな〜!」
僕はるんるんで家に帰り、何事もなく平和に翌日を迎えた。
はずだった...
「優斗!!大変なことになってるわよ!」
「何?母さん?」
朝っぱらから母さんの甲高い声を聞き、リビングに行くと...
『え〜速報です。全人類に特殊な能力が発現したことを確認しました。一人一人能力が違うようで、確認する方法は、ステータスオープンと唱えて自分のステータスを見ることです。繰り返します。〜』
何だこれは?そんなラノベみたいなこと起こる訳ないだろう
そう思った僕は試しにステータスオープンと言ってみた。
「ステータスオープン!」
個体名 灰咲優斗
能力 灰変化:灰をありとあらゆる植物に変え、操る能力。
何...これ...?
本当に出たんだけど?夢かなんかか?とりあえず母さんに確認しないと...
「母さん?」
「あら〜私能力絶対服従だって〜誰でも服従させられるらしいけど日常的には使えなさそうね〜」
「母さん?!?!」
あれ?!うちの母能力超強いじゃん?!?!
あれ...強い能力って言ったら...能力って全人類に発現してるんだよね...?
それって...まさか...?!
『速報です!!能力を使った犯罪が多発しています!!警察も強力な能力者には手も足も出ず...』
「だろうな...」
「これってまずいんじゃないかしら?」
「まぁ...不安だけどとりあえず学校行ってみるよ...」
そういって、僕は玄関から外に出る。
「灰を植物に変えて操る能力か...」
果たして強いのか?
日常的に灰を目にすることはあまりないぞ?
もしかしてこの能力ハズレでは?知識ないと使えないし...
そんなことを考えている途中、背中に猛烈な痛みが走った
「痛ったぁぁ!!」
「わりぃわりぃ!強くやりすぎた!ガッハッハッ!!」
こいつはまじで....
「そういやお前朝のニュース見たか?」
「見たよ」
「そう不貞腐れんなって!やりすぎたのは悪かったから!」
「んで、お前能力者なんだった?」
「灰を植物に変えて操る能力」
「ほぉ〜?!ハズレだな!!」
やっぱりハズレか...こいつはなんだったんだろう。
「俺は鬼人化だな!」
こいつらしい能力だな!!
「強いのか?」
「まぁ強いな割と、怪力になって凄いことになる」
「雑だな」
そんなことを話しながら登校していると、とある声が聞こえた。
「ギャーっ!!!!」