【悲報】 サンタ、クリスマスに出遅れる
思い付きを具体化した小説です。
(つまりはお得意の突貫)
それでは、どうぞ。
12月25日。
そう、この日はクリスマス。
待ちに待った、良い子の良い子による一夜の贈り物が配られる日。
だが、しかし。
プレゼントが一向に贈られない。
そこから1週間。もう年明けである。
皆は疑問に思うだろう。
「どうして来ないのか」、と。
それを追うのかのように、テレビやラジオ、ネットのニュースにとある速報が出た。
『【悲報】 サンタ、クリスマスに出遅れる』
と。
▪▪▪
どうも。部下のトナカイです。
速報のタイトルは、僕が考えたんですよ。
……え?どうしてクリスマスに出遅れた、だって?
理由はですね。
単純に寝てたから。
そう、寝落ちしたんです。サンタ様が。
サンタ様がいつも集合場所に指定してる、場所に来ても居ないんです。
そこから、数十キロ離れてる実家にわざわざ見に行ったんです。
そうしたらね、プレゼントの袋詰め中に寝ちゃったらしくて。
ドアは鍵を閉めてるから、窓を叩いたら気付きましてね。
サンタ様、凄い真っ青な顔をしていましたな (苦笑)
急いで袋詰めをしたんですけど、結局は年を明けてから配布になりました。
「サンタ様も、普通の人間なんだなぁ」と僕なりに思っちゃいました。
次は、早めにサンタ様の家に行こうと思います。
寝落ちしないように、ね。
読んで頂き、ありがとうございました。