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July 1 p.m. 0:37
『僕は君一人のためにこの街を愛しときどき嫌いになるよ』
君を送るために久しぶりに歩いた金沢文庫は記憶のままでした。二人はこんなに変わってしまったのに、そんなの知らないとでも言うかのようにただそこにある街並みに、なんだかほっとさせられて、同時にちょっとだけさびしい気持ちになりました。
やっぱり君のこと、まだ好きなのかな、なんて事を考えている間に街はどんどん夜になっていきます。
どうしたってこんなにも時間が過ぎるのは早いのでしょうか。君への想いを考えるのにも、これからの人生について考えるのにも、時間はあまりに早くて、そして人生は短すぎるような気がします。