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星になるなら  作者: 小野寺豪
4/7

June 30 p.m. 17:18

『突然の電話に訳などない振りをしている僕は君に会いたい』


用事があって君の住む横浜のそばまで来たから、君に電話をかけました。

本当は予定を立てて会うにはまだ、僕は君のことが好きすぎるんじゃないかと思って、僕が来ていることは伝えてなかったのだけれど、駅についた瞬間自分を抑えきれなくなって電話をかけたんです。

偶然君の予定が空いていたから、小さなバーで、あの夏の恋を慈しむように話をしました。「本当はねあの時こう思って居たんだ」とか「あの日も白ワインを飲んでいたね」だとか。


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