2/7
May 20 a.m 7:18
『朝食にコーヒーを飲む昨日見た夢が君との日々だったから』
君の夢を見るのは久しぶりでした。君が田舎に住んでいて、僕からの手紙を読んでふっと笑っているようなもので、現実で言えば真逆だけれど、なんだか不思議と説得力のある夢でした。
すっかり五稜郭公園の桜は散り、窓から差し込む日差しが夏の要素をはらみ始め、木々は段々と緑が目立つようになってきました。
春の終わりといえば、君が函館を訪れたあの日からもう一年も経つというのですね。
なんとなく信じられないような気がします。
いつも、日々は僕らの気持ちとは関係なく過ぎ去って行ってしまいます。