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VRでジョブチェンジ!  作者: oga
第一章 鍛冶屋
5/63

事件

 ゲーム内に入ると、まず空が見えた。

私は仰向けに倒れており、頭を動かすと鈍痛が走った。


「うぐ……」

 

 ハンマーで殴られた際の痛みが残っているらしかった。

もしあの時、グラスを外していなかったらどうなっていたのだろう……

更に、何やら周りが騒がしい。

無理やり頭を起こして確認すると、鎧を着た兵士がギャラリーを押しとどめていた。


「これ以上近づくな!」


「殺人ですって……」


 ギャラリーからそんな声が聞こえる中、私のすぐ隣で、コートを着た刑事風の男がブツブツと呟いていた。


「死因はハンマーによる一撃。 なぶり殺しのトムか……」


 私は死んだことにされているようだ。

というか、実際さっきまで死んでいたのだろう。

少し気まずい空気だが、私は起き上がった。


「……うおっ!?」


 刑事風の男がのけ反る。

死体が起き上がれば、当然の反応だろう。

しかし、何と説明するべきか……


「どうやら、気絶していたようです。 ご迷惑おかけしました」 


「馬鹿な……」


 男はかなり困惑していたが、頭の手当をするためにまず病院に連れて行く、と言われた。


「傷が完治したら、事情聴取だ。 犯人を追わねばならん」






 この後、私は馬車で病院まで搬送され、手当を受けた。

しばらくベッドで安静にしていると、先ほどの男が入ってきたので、ことの次第を説明し、頃合を見計らって私は病室を抜け出した。




 

 


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