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VRでジョブチェンジ!  作者: oga
第三章 遺跡ハンター
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遺跡内部にて

 私たちはリュックサック、レトルトカレー、ヘッドライトを購入した。(合計5500マネー)

また必要なものが出てくるかも知れないが、最初の探索ではこれで十分と判断し、遺跡内部に向かう。


 前回の穴までやって来ると、まずロープを引き上げ、ヘッドライトをはめたエリオットに巻きつけ、外れないよう縛った。


「まず下に降りたら、私たちを照らしてくれ」


 エリオットは、ロープ伝いに自力で降りることが難しい。

そこでこのような方法を取るが、逆に地上に登る際は、誰かが先にロープで登って、同じ方法でエリオットを釣り上げればいい。

縛り終えると、ゆっくり下に降ろしていく。

私とマリーさんが待っていると、下からライトが照らされた。


「おっ、あいつ、自分でロープほどけたんだ。 お利口じゃん」


 次に降りるのは私だ。

先にどういう状況になっているのか、確認しておきたい。

ロープをしっかり握り、降りていく。

下からのライトがあるお陰で、手元もよく見える。

着いたらエリオットを褒めてやろう。

しかし、途中で下からのライトが消えた。


「……え、エリオット!」


 突然の暗闇に、私はかなり動揺したが、ロープを片手で強く握り、素早くヘッドライトを点けた。


「ふぅ……」


 地面に降り立つと、まずエリオットを探した。

しかし、姿が見当たらない。


「アオモリ、大丈夫!?」


 地上からマリーさんが顔を出して叫んだ。


「エリオットがいないんだ! 少し待っててくれ!」


 辺りを見渡すも、瓦礫しかない。

一体、どこへ消えたんだ……

まさか、下で待ち伏せしていた魔物に襲われたのか?

可能性は高い。

私は足元をライトで照らしながら、地下道を進んだ。

ふと、何かが横にいた気がした。


「……誰だ!」


 エリオットが無表情で道の脇に立っている。


「お前か…… 寿命が縮んだではないか」


 マリーさんが降りるのを手伝おう、と手を引こうとした瞬間、私は自分の耳を疑った。


「殺ス方法、考エテタ」


 殺す?

 ……こ、殺すだと?

私を殺すだと!?


「ぐっ……」


 何だ?

私は手足の痺れを覚え、地面に倒れ込んだ。

これは、毒ガスか?

にわかには信じがたい。

エリオットが私を殺すために、ここに誘い込んで毒ガスを吐くなど……

エリオットはずっと、静に私を殺す計画を練っていたというのか……

私の意識はここで途切れた。


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