表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRでジョブチェンジ!  作者: oga
第三章 遺跡ハンター
36/63

エリオット

 マズい……

この展開はゲンゾウにやられた時に似ている。

何か話しかけて引き止めねば、と思ったが、私の脳内には何故か鬼太郎しか浮かんでこない。

その時、マリーさんが相手に向かって叫んだ。


「私は資産家の娘よ! 私を殺すってことは、宝くじの当選チケットを破り捨てるのと同じよ!」


 ……そうか!

マリーさんにはその存在自体に価値があるのだ。


「……俺には1000万の借金がある。 その額を払えるってのかよ?」


「い、いっせん…… と、当然じゃない! ここから出してくれたら払ってあげるわよ」


 額の大きさに少したじろいたようにも見えたが。

とにかく、上手くいったようだ。


「そうと決まればこんな所に用はねぇ。 とっととカードを手に入れて地上に戻るぞ」


 このフロアにいる誰かがカードを持っているのは間違いないのか?


「なぜ、誰かがカードを持っていると断定できるのですか?」


「誰かがカードを持ってなきゃ、どこにカードがあるんだよ!?」


 ……確証は無かったわけか。

しかし、この状況が不自然なことに変わりはない。

まず、内側から鍵をかける意味はない。

つまり、何らかの理由があって、そのような制御を送っているのだ。

管理室のようなものがあり、そこに黒幕がいるに違いない。


「……しかし、理由が分からん」


 私が頭を悩ませていると、マリーさんが話しかけてきた。


「何悩んでんのよ」


 私は今考えていたことを説明した。

そして、監視カメラか、このフロア内にスパイがいる可能性があることを伝えた。


「関心なのは目的だ。 それが分かれば交渉できるのだが」


「面倒クセーナッ!」


 エリオットが突然、そんなことを言った。


「ミンナ、集メロ」


 皆を集める?

一体、何をする気だ……





 私はこのフロアにいる計5人を集めた。


「何だよ、ここから出る方法が分かったのかよ?」


 私はエリオットの方を見た。

すると、ニヤリ、と一瞬口角を上げたように見えた。

エリオットは、紫色の煙のようなものを吐き出し、先ほどの男がそれを吸い込むと、泡を吹いて倒れた。


「なっ……」



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ