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VRでジョブチェンジ!  作者: oga
第二章 メッセンジャー
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旅館

 私は自室に戻り、眠りに着いた。

翌朝は久しぶりに熟睡できたというのもあり、調子は良かった。

首の傷は浅く、大事には至らなかったが……


「ゲーム中に無意識に首を引っ掻いたのか?」


 電車に揺られながら、私はその事ばかり考えてしまった。





 仕事が終わり、自宅に戻る。

外が寒かった為、私は先に風呂に入ることにした。

ざぶん、と湯船につかる。


「ふぅ~……」


 さて、今日はゲームをするべきか。

確認しておきたいのは、ゲーム内で攻撃を受けた際、現実にどのような影響が出るか? ということだ。

私は、あの首の傷はやはり自分でつけた、という推測をしている。

なぜなら、ゲーム中は自分がどういう状況か分からず、余程のことがなければ妻も息子も自室には入ってこない。

よって、自分でつけた以外考えられないのである。


「部屋に凶器になるものは置かない方がいいな……」


 私は、机の上に置いてあるペンなど、凶器になりそうなものを全て引き出しにしまった。

自分を傷つけられないよう、爪も切った。

これで尚且つ、同じことが起こったら、メーカーに問い合わせてみよう。

 私はグラスをかけた。





 ゲームに戻ると、まず道端で刀を売り、5000マネーを手に入れた。

それから、万屋で髭剃りを購入後、宿屋に泊まることにした。

このまま放置すれば、体から異臭を放ち始めるに違いないからだ。

宿泊施設の建ち並ぶ一角にやって来ると、一泊500マネーの旅館を見つけた。


「温泉が売りの旅館か、中々良さそうだ」


 受付で料金を払い、梅の間に通された。

早速浴衣に着替え、ひとっ風呂浴び、髭剃りで髭を剃る。

岩盤浴も備えつけられていたが、別料金を取られてしまうため、ここは大人しく自室に戻る。

テーブルの上に栗モナカとお茶が準備されており、私はそれを頂くことにした。

その時だった。

ドサリ、と背後に何かが落ちてきた。


「……っ!?」


 私は思わずむせ込んだ


「失礼、私は運営の者です」


 振り向くと、忍者のような格好をした男がいた。

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