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魔法のお話

魔法の使い方講座

その1:魔法使いの種類。

魔法使いには数種類存在します。主な種類は、

1:杖タイプ。

杖を使って魔法を使うタイプ。応用性など様々な局面で便利。反面、大きな魔法とかになると発動に時間がかかったり杖が破壊されたら取れる行動が少なくなる。

2:魔道書タイプ。

魔道書、本に魔方陣を書いてあるタイプ。対応のページを開いて魔力を込め呪文を唱えて発動。速度もあり、大きな魔法も結構早めに使える。その分書いてない魔法は発動できない&本が破壊されたら杖同様とれる行動が少なくなる。

3:触媒タイプ

使いたい魔法に必要な薬剤類を使って魔法を使う。魔道書以上に応用性がない、発動が遅いなどとデメリットも多いが、魔法が苦手な人でも使え、大きな魔法も扱いやすい。

4:無手タイプ

無詠唱、何も持たずに魔法が使えるタイプ。すごく強い。


「と、まぁこんな感じですわね。メルル、あってる??」

「はい、お嬢様。大正解でございます」

メルルと呼ばれたメイド、銀髪ロング並乳メガネメイドが答える。

彼女は魔族、魔法の知識がとてもあるカンパ族で側頭部に細長い、枝のような角が生えている。

フルネームはメルル=ネラ=ミルと言い、クールで大変お美しい15歳である。

現在地は書庫であり、フランチェスカと俺とメルル以外一切いない。

「はいっ、先生質問です!!」

元気よく手をあげるとどうぞと言われる。

「どうして俺は今ここにいるのでしょうか??」

「昨日のように魔力欠乏症を引き起こさないようにする為です」

「素振りしながらでいいっすか??このままだと寝ちまいそうで...」

「駄目です」

机に座って勉強とか何年ぶりだよ...魔法の授業と聞いて一瞬わくわくしたが座学とか聞いてねぇよ....

「それでは次の質問です。魔力とはなんでしょうか??

ブービーさん、お答えください」

「魔法なエネルギー」

すげぇ睨まれた。

「いや、だってさ??俺??全くそこらへん知識ないもん??」

「それではお嬢様、魔力はどこに溜まり、どうやって身体中に送られているのでしょうか??」

俺の抗議は無視される。

「まだ解明されていませんが心臓とされていますわ。

そして身体中に送るのに心臓が鼓動し、血液と一緒に送るのですわ」

「正解です。では何故ブービーさんは昨日あんな風になったのでしょうか??」

質問を振られる。

「一気に魔力を使いすぎて体のバランスがおかしくなった&送る為に心臓が暴れて血圧高くなって血管プッツンの鼻血ファイアー!!ってなった??」

「はぁ....正解に近いです。

一気に魔力だけでなく、保有魔力以上の魔力を使い、生命力まで魔力に変えかけた為ぶっ倒れたのです。以後気をつけるように」

「うぃうぃ〜」

「それにしても昨日あんなに出血していましたのに、どうして焦らなかったのですか??

騎士の方々は訓練場の穴ぼこが全部防がれてたと言って驚いていましたわよ。

あと血で一部の土がすごい色になっていたとも」

「うーん、鼻血とか吐血とか前の世界じゃ当たり前すぎてだな??

酷い時は肩にナイフ刺さったまま飯食った時もあったし」

二人がドン引きした顔でこっちを見る。

ちなみにメルルも俺が異世界人と伝えられている。

「ちっちなみによくある若い魔法使いの死因の一つに魔力欠乏症があります。

一番多いのは魔物に襲われて、二番目は魔法の暴走、三番目に魔力欠乏症です」

「ちなみにうちの故郷の国死因ランキングナンバー1が自殺だったよん」

またドン引きされた。

「魔法には火、水、土、風、雷、無、光、闇の8属性でそれぞれ相性があります。

個人によって使える種類は別々で、私は水と風が得意です」

「じゃぁあだ名は風車だな」

は??って顔をされた為、

「風はウインド、名前にミルでウインドミ」

スパーンッと何かでぶん殴られる。

「これが風の基礎魔術です。よく覚えておいて下さいね??」

この人をからかってはいけない。そう確信した。

「それでブービーさんは銃の弾丸が作れるという話でしたね。

0から魔力を変換し、銃弾を作るのは一切聞いたことがありませんが....

たぶん土に分類されるかと...」

そう言ってどきからか白く濁ったガラスの水晶を取り出す。

「これに魔力を込めると徐々に赤色に変わり、込めすぎると黒色に変わります」

メルルが手にもつと徐々に赤色に変わり、黒色になる。

「まずはこれぐらいの赤色になるようにして下さい」

そう言って水晶を渡してくる。とりあえず鷲掴みにして何かを送り込むように力を入れる。

「おおおおおおお、すげぇ。手汗しか出てこねぇ....」

「はぁ....

心臓の鼓動をイメージし、血液を手のひらに集めるようイメージして下さい」

目を閉じて、心臓の鼓動と呼吸を合わせる。

そして徐々に手のひらに血液を集めるイメージをする。

バギンッ!!

「せんせ〜、水晶割れてガラス刺さって血まみれンゴ」

「え!!??大丈夫ですの!!??」

「手を見せて!!」

二人が焦る。手には大量のガラス片と中身にはいっていた汁と血で溢れていた。健康上問題ないんかな??この汁。

「水属性は治癒と氷も司っています。傷は塞ぎましたので心配はありませんが今日は剣などは使わないでお願いします。

あと、魔力の訓練は常に私の前でお願いします」

メルルが手をかざすとガラスが次々と抜けていき、傷がふさがっていく。

「あっハイ。以後よろしくお願いします」

すっかり治った傷を確認する為に開いたり握ったり繰り返すが違和感はない。

「とりあえず、ひと段落つきましたので紅茶を淹れてきますね」

そう言ってメルルは席を離れる。見えなくなったのを確認してフランチェスカは、

「メルルの紅茶は本当に苦いんですよ...

これぐらい濃いのが好きだというんですが...

それにしても怪我は大丈夫ですか??」

「まーなー、メルルのおかげだわ。それにしても凄いなぁ魔法。あんなに可愛いくて魔法も得意だし、あんな人材なかなかいないだろ??」

そう言うと胸をはって、

「彼女はとっても優秀で自慢のメイドですわ。でも欠点は人見知りなのですわ」

「どこが??

これまで一切そういう素振りなかったんだが??」

そう言うとうーんと唸りつつ、

「そこが不思議なのですわ。普段なんて他人に一切口を開かないのですわよ??」

二人で唸り続けるとメルルがお盆にカップを三つ乗っけて持ってくる。

「お茶をお持ちしました、お嬢様とブービーさん」

「ありがとうですわ」

「あざー、ついでに角触らせて〜」

手を伸ばすとペシっと叩かれて、

「駄目です」

と睨まれながら言われる。

フランチェスカは紅茶を一口飲み、

「うへぇ...やはり苦いですわ...」

「それがいいんですよ。この味が一番好きなんです」

フランチェスカは舌をだしてにが〜といい、メルルはなんともないように飲む。

色は少し赤っぽい茶色。そこまで苦そうに見えない。

とりあえずカップを取り、一口飲んでみた。

読んでいただきありがとうございます。

説明回です、説明回。

この作品は頭を空っぽにして読んでもらうのが一番楽しめますが....

二連続でおふざけ会だった為、今回は少々真面目成分を入れてみました。

後、もうそろそろお気づきになると思いますが名前は遊びまくっています。

ネタや元に気づいていただけたら同志ということで。

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