変温動物
ときに春の日差しのようにぽかぽかと暖かく、
ときに冬の水のように冷たいものってなんなのでしょう。
温度が上がったり下がったり、まるで変温動物のようです。
ときに毛布のように、冷えた身体を優しく包み込み、
ときに風のように、身体を鋭く突き刺すものってなんなのでしょう。
毛布になったり風になったり、まるで不定形の水のようです。
ときにそれは情熱的なレッドになり、落ち着いたグリーンへと変わる。
ときにそれは光となり影となる。
これらは全て同じもの。全くちがうものに見えるけれど全て同じもの。
一体「それ」とはなんなのでしょう。
わたしが思い浮かべたものはただひとつ。それは心です。