藍色と協力 改造は敵だ
何の変哲も無い朝である。
前日の雨は上がり、解放されたフランは普段より元気に走り回っている。そのテンションは何故か伝染し、小傘もフランに混ざって走り回っているし、ルーミアも今日は上機嫌でこうもり傘を回している。
小町もいつもよりはせかせかと歩いているので、やはり上機嫌なんだろう。ただ、藍色だけは普段と変わった様子は無い。
と、思いきや……
「……ん、どったの?」
「別に」
「の割にはいつもよりハイペースだね」
「そう」
……しっかり伝染していたようだ。ただし、藍色を良く知らないと分からない程度の変化だ。なかなか表情に出ないし、行動にも影響し難いから見極めが難しい……
ちなみに、苛立ちなどは例外的に分かりやすい。
「そういや、目的地とか決まってるのかい?」
「……別に」
宛もなく歩いていた。
今ならこのテンションで許されるだろうが、やがて落ち着いた時はどうな…………いや、あんまり変わらないか。
そんな一行に吉報である。それは、文がブン投げてきた新聞の隅に書いてあった。
『風見幽香より、藍色一行へ。渡したい物があるので、好きな時に太陽の畑に来なさい』
「……何だろうね?」
「行けば分かるじゃない。どうする?」
「行く」
「まあ分かってた」
余談だが、今回の見出しは『遂に完成! 河童の新開発、その名もロードバイク!』であったりする。にとりは一体何をしているんだろう……
そのにとりとは、道中でバッタリ出会ってしまった。少女体型のにとりには似付かわしくない大きな二輪車だが、機械使いのにとりには何故か似合ってしまう。ちなみに、何気にみとりが一緒に乗っていたが、口は開かなかった。
「おや、奇遇じゃないか」
「うん」
小傘がしゃがみつつ、にとりの乗り物をまじまじと見る。
「これがロードバイク?」
「そうだよ〜! 今は最終調整中なんだ。手伝ってくれる人も募集してるよ」
「ちなみに、既に誰か手伝ってたりは……」
「うん、既に椛とレミリアお嬢が手伝ってくれてるんだよ。ま、椛は仕事で忙しいし、レミリアお嬢も夜以外はアウトなんだけどさ」
同志の河童と少々の人間も協力しているが…………敬称略、という事らしい。
しかし、何故二人は協力を申し出たのだろうか? 曰わくなかなかの速度が出せる機械らしいが、椛もレミリアもなかなかの速度で飛べるのでこういった乗り物は必要無さそうだが。せっかくなので聞いてみよう。
「……椛とレミリアは何で協力を申し出たのか、教えて」
「それに乗る事で、何か利点があるのかしら?」
「ん、大した事は言って無いんだけどねぇ……」
……なんと、にとりが既に分かってなかった。
「一応二人に説明した事を言ってみるから、それで考察か何かしておくれ。私には分からないよ」
「うん」
「よしよし。まずは動力なんだけど、私のアームと同じく水なんだ。燃費も良いし、時たま入れてやれば充分もつよ。空気を汚す事も無いよ。全速力なら時速三百キロまで出るけど、流石にそこまで出すと曲がれないね。ただでさえ大きいから、平らな場所なんかじゃないと走れないからねぇ」
河童の技術力には脱帽である。というか動力水なのか、アーム……
「一応水陸両用で、水面なら問題無く走れるよ。流石に全く同じように動かせやしないけどさ。それとパーツが多いから、やろうと思えば個人で好きに改造が出来るって事かな? 兵器の搭載とかもある程度は自由にね」
「あ、多分そこに釣られたのかも」
「え?」
自分だけのバイクは結構良いかもね。やろうと思えば何とでも出来るバイク、皆さんはいかがだろうか?
「ああ、後は弾幕勝負に使用出来るように装甲もつけてあるんだ。耐久性は義姉さんが大丈夫って言ってくれたから問題は無いよ」
みとりが一人でやってくれました。未だにとり以外とは上手くいってないようだが、それを除けば非常に優しいとにとりは言う。自慢げな義妹を見てはずかしそうに俯くみとりは、かなり可愛い。
「そうだ、藍色達もこれのテストを手伝ってくれないかな?」
「……良いよ」
少しだけ考えたが、藍色は割と早く答えた。いつもの一行の意見無視だが、どうせ皆は藍色と同じ意見なので大丈夫だった。
「おや、本当に良いのかい? じゃあこれ貸すから、適当に突っ走ってきてよ。返す時は適当に乗り捨ててくれたら、椛連れて回収しに行くからさ」
河城姉妹がバイクを降りた。入れ替わりに藍色が乗り込むが、座席にはまだまだ余裕があった。というわけで……
「れっつご〜!」
小傘が乗った。今が夜ならフランも居たかもしれないが、それは流石に窮屈か。
「操作方法は」
「必要無い」
「あ、能力使ったのね」
相変わらず便利な。これで、要所要所でちゃんと成功すれば万々歳なのだが……
「感想とかは次に会った時に聞かせておくれ」
「うん」
というわけで、バイクと黒鳥に乗り込み出発。みとりは最後まで口を開かなかったが、目だけは物を言っていた。ただ、「事故は起こすな」とだけ。
見えなくなるまで手を振ってくれたので、一行も振り返した。やがて姿を目視出来なくなったので、一行は会話を再開する。
「どうせなら、ちょっと宣伝でもしてあげましょうか」
「ん、宣伝?」
「紅魔館とかに寄るんだね?」
「紅魔館はレミリアが居るから必要無さそうだけど……」
「あと、狭い場所は無理そうだから竹林とかも無理だよね〜……」
良く言えば自然豊か、悪く言えば草木の伸び放題な幻想郷。河童の技術力が高くても、整備のされていない林や山を通るのは無理である。
じゃあどこが良いか……
「紅魔館には寄る。ある程度は平原続きだから試運転にも最適」
レミリアにも見せたいし。
「人里は止めときましょ。あまり良い未来が想像出来ないのよ」
人通りがやや多く道が狭いので、これを走らせると事故の可能性がある。
「竹林も、中に入らなきゃ大丈夫でしょ? 妹紅には見せとこうよ」
……妹紅が大きなバイクに乗るのを想像した。普通に格好良い……
「八雲の連中は?」
「わざわざ会いに行く程でも無いよ。あ、幽香にも見せたいな」
……とまあ、走りながらルートを決めて行く。
最終的には、霧の湖を通り紅魔館、人里を迂回しつつ竹林周辺、一応花を踏まぬよう蓮華畑周辺、そのまま太陽の畑、という事に。
時と場合により変更の可能性特大だが。
「じゃ、さっと行くよ。藍色、飛ばしな!」
「うん」
では、ここからはダイジェストとして見て頂こう。まずは紅魔館だ。
通った霧の湖には何も居らず、せっかくなので水上の移動を試してみた。通りすがりの毛玉を轢いてしまったが問題無し。
門の前で美鈴に挨拶をすれば、なんとレミリアがバイクを引っ張ってきながら登場。そこでバイクの話で少し盛り上がった。ちなみに、レミリアのバイクは赤かった。試運転終了の暁には、とっとと貰うつもりかもしれない。
「難点は、降りて引こうとすると体勢がキツい事ね」
「飛ばざるを得ない」
「そうなのよ」
レミリアでこれなら、藍色もそうだろう。ただ、藍色がこれを使うかは分からないが……
次に、人里と距離を取りながら竹林を目指す。人里周辺にはイベントは無かったが、竹林ではミスティアの屋台を発見。リグル、妹紅、慧音への宣伝ついでに、お土産を頂いた。三つ星!
「これ美味しいわね〜」
「火が良いからですよ」
「女将の腕が良いんだろ」
「私も、妹紅の意見に賛成だな」
「そーなのかー、っと……十本程包んでくれる?」
「毎度あり!」
ちなみに、火は妹紅の作った炭を使っているらしい。ミスティアは、この炭を使わないとお客様に出せる料理は出来ない! と豪語していた。妹紅が照れていた。
次に蓮華畑……と思いきや、途中で白玉楼の二人と、守矢の二柱に出会った。お互いボロボロな様子を見るに、模擬戦の後らしい。軍配は守矢に上がったようである。
「どんな感じだったの?」
「神奈子の広範囲高火力のおかげで動き回る妖夢は中々手を出せなくてねぇ。私はなんとか接近出来たけど、諏訪子に邪魔されちゃって……」
「的確に死角や隙に潜り込んでくる幽々子と、持ち前の速度を生かして相手の死角を作る妖夢。いやぁ厳しい戦いだったよ」
「あ、なんか想像出来るなぁ」
「ねぇ小傘、ルーミアの戦い方教えて?」
「ルーミアさん? 自分の隙を潰すようにスペルカードを組んでるよ。攻撃範囲から攻撃方法まで考えて」
「……じゃあ私もそうしましょうかしら?」
「幽々子様……」
幽々子の将来が少し見えた。ちなみに、神奈子はとことん広範囲高火力を追求し、諏訪子と妖夢は特にこだわりは無いとか。戦い方は人によって変わる物なので、それぞれを知るのは楽しい物だ。
次は蓮華畑を見てみよう。居たのはレティだけなので、以前話した事も考えてそのままスルーした。
場所的に近い無名の丘も寄ってみた。メディスンと一緒にアリスが居た。人形と人形使いの相性は抜群なのだろう、しかし何か神聖で壊してはいけない雰囲気が漂っているので、一行は静かに通り過ぎた。すまないメディスン、また今度話そう。
ダイジェストは終了、ここからはいつもの方式にしよう。
「あら、意外と早く来たのね」
ひまわりへの水やりをしていた幽香が、訪問者に聞いた。謎の機械の事はあえて言わなかった。
「こんにちは〜」
「はいこんにちは。早速だけど、家に上がってて頂戴。あと少しで水やりが終わるから」
「ん」
藍色がバイクを幽香の家の近くに止め、先に入っていった。小傘は幽香の手伝いをしに行ったが、小傘についていく者は居なかった。
藍色が家に入って最初に見たのは、机の上に置いてある傘だ。閉じているので詳細は分からないが、紛れもなく傘である。色は……赤と藍と、少々の緑が見える。開いてみないと全く分からないが……『まだ開いてはいけない』と紙が添えてあった。ちっ……
「……新しい傘かね?」
身内組は理解しているが、小町だけは分かってなかった。まあ幽香を待つしか無いので、藍色は台所を借りてお茶を淹れに行った。
のんびり待っていると、幽香と小傘が帰ってきた。藍色が用意していたお茶を見、どうせなのでそのままお茶会にした。
雰囲気も良くなってきたので、幽香が話を始めた。
「新聞は読んだのよね?」
「渡したい物があるんだったっけ?」
「そう。はっきり言っちゃうと、渡したい物ってこれなのよ」
机の中心にある傘を指差す。
「……傘かい?」
「傘よ。あなたの為のね」
小町を見ながら言った。当の小町はハテナハテナだが……
「一行とはそれなりに長い間同行してるじゃない? それなのに、一人だけ仲間外れなのは寂しいじゃない」
「いやいや、それと傘が何の関わりがあるのさ」
それにはフランが答えた。
「私もよくは分かってないけどね、幽香がくれた傘は私達の家族の証みたいになってるの」
続く小傘。
「分かりにくいなら、運命共同体と考えてみれば良いよ」
「はぁ……そういう物なのかね?」
だね。身内とは言いつつも、結局は義姉や義妹止まりだから。しかし、藍色達身内にはそんな繋がりがある事は周知の事実、それは血の繋がった家族や姉妹と大差は無い。
「だとしても、受け取る必要があるのかい?」
「正直無いわ。幽香としてはこれを作って私達の前に出しただけ。渡したいとは言っても、それを拒否する権限はあなたにはあるのよ」
ルーミアがズバズバと言う。周りの皆の表情を苦笑いに変えた辺りで、また口を開いた。
「ただ、私はあなたにこれを受け取ってほしいと思ってるわよ。仮とはいえ、あなたと家族になれるのは素敵な事だもの」
「……え」
プロポーズみたいだー!?
「渡したい物、という字から想像はしてたの。改めて実物を見るまで、あなたの事を考えてたの。口に出してはいないけど、藍色もずっと考えてたのよ」
「藍色もか……」
「うん」
むしろ、最初に気付いたのは藍色の方らしい。
「だから、今の私の言葉は藍色の言葉でもあるの」
「……小傘とフランは?」
小町が話しかける。小傘が最初に答えた。
「傘を見てから考えてたけど、一緒に居た時の小町はお姉さんみたいで、出来るなら一緒に居たいなって考えてたけど……小町の意見の方が大切かな」
「私も一緒だけど、お姉様というよりお父様みたいだったよ?」
おっ……お父様……
「……こりゃ、逃げ場はもう無いのかね?」
「それは違うわよ、死神さん」
幽香が否定した。
「四人が言っているのは単なる願望、それをあなたに伝えたに過ぎないのよ。叶おうが叶わなかろうが、あなたは仕事という建て前で付いて行っているのだから、一緒に居る事は変わらないの。ただ、仕事としての知り合いなのか、身内としての仲間なのか。対応が変わるだけ」
藍色達の気持ちを代弁するように、幽香が言う。案外離れているだけで、幽香も既に家族なのかもしれない。
「あなたに渡されたのは決定権。知り合いを続けるか、家族となるのか。藍色達はそのどちらでも納得するし、それを覆そうとする事も無いわ」
補足すると、藍色は一切能力を使わず、ルーミアとフランも小町の心を読もうとしない。小町の言葉を待つのみだ。
「……選んでほしい」
後は藍色が引き継いだ。
「私達と共に『居る』のか、私達と共に『ある』のか。その結果を、私達は否定しない」
小町は口を閉じる。色々考えているのだろうが、誰も小町の心を見ない。あくまで平等でいる為に、何もしないのだ。
幽香は立会人として、この場を最後まで見ると決めているらしい。ただただ何も言わず、時間の流れを感じていた。
「今まで辛うじて平凡だったのに、なんでこうも唐突に重要な出来事を発生させるのかねぇ……」
「理由は無いし、否定もしないよ。私達だし」
フランが自慢気に言った。それを見て、ため息。
「本当、迷惑な事だね
毎日がイベント、毎日が面倒。何も無い日がむしろ非日常的に見えてくる不思議な家族。
「でも、その迷惑も嫌いじゃないよ」
「……じゃあ」
諦めというより、決心した顔だった。
「だから、その迷惑受け取らせてくれ。あたいは、あんた達と共に『ある』事にしたよ」
……皆は静かに喜んだ。
外で傘を開き、デザインを見る。藍の部分は大きな川、赤と緑は彼岸花だ。どうやら、モデルは三途の川だったらしい。
他の一行の傘と比べてみれば、やや可愛らしいデザインのフランを上回る力の入りようだ。というか、藍色とルーミアがシンプルすぎるだけか。
「手作りと思えないじゃないか」
「小傘の以外は幽香の手作りなのよ?」
「っというか、なんで傘なんか作れるの?」
「使ってるとすぐに壊れちゃって。だから自分で作ってたのよ」
「な〜る……」
……さて、皆お待ちかね? の……
「魔改造タイムです」
「わ〜ぱちぱち」
ふざけつつも、意外と重要だったりする。
一行の旅に必須な効果は『壊れない』。これが無いといつの間にか破損している可能性が大である。現に、何度かフランの傘に弾幕などが激突してたり。まあちゃんと成功しました。
個別に必要な能力は無い……と考えていると、小町がある事を提案した。
「これ、あたいの鎌と一緒に出来ないかい?」
曰わく、鎌と傘を合体させるとか傘と鎌を入れ替えられるとかを求めているらしい。流石に大物を二つ担ぐのは不便らしい。
能力使用、成功。以降、宣言無しでも傘と鎌を素早く入れ替えられるようになった。
「えへへ……」
小町にフランがくっつく。
「……なんかお株が盗られたみたい」
「あ、でもやっぱり小傘がいいかも」
やっぱり小傘の方にくっつく。可愛らしいもんだな……
「あら、意外と似合ってるんじゃない?」
「そうかい? なら嬉しいね」
小町の隣に立つルーミアと、その更に隣に立つ藍色。背丈の問題で、一瞬藍色が見付からない。
「私の用は終わりよ。もう好きな所に言って構わないわよ」
「そう」
藍色は全員を見回す。合図を理解したのか、全員が一つの方向を見つめる。といっても、藍色が向いた方を向いたに過ぎないが。
新品の傘を見て、なんとなく皆も手持ちの傘を開く。数は一つ増えて五つだ。
「行くよ」
「はいはい」
「りょーかい!」
「はいは〜い!」
「あいよ」
……行ってしまった。
「……ああ、疲れた。がらにもない事はしたくないわね……」
幽香が一人で呟いた。実は、幽香は藍色達に頼まれたとかそんな事は無く、その場の様子を見てぶっつけ本番でやったのだ。あそこまで立派に出来た幽香にはお疲れ様と言いたい。
「さて、もう少しゆっくりしときましょうか」
家に戻り、作っておいたパンを食べる事にした。そして、家の入り口に来てからやっと気付いた。
「……あら? これは……」
置き忘れのロードバイクがある事を。ちなみに、次の日には無くなっていた……
「まあ良いわね。さて……」
椅子に座り、少し思考にふける。
最近ひまわりの本数が増え、一人で水やりするのが疲れてきたのだ。今は苦ではないが……
「誰かに手伝ってほしいわね……」
しかし、居るか? メディスンに毎回頼むわけにも行かないし、自分じゃないと水やりが被るかもしれないし、だからって自分が何人居るわけが……
「…………ん」
おや?
「…………ん?」
何か閃いたようだ。
「ん〜…………」
さて、思考の結果何が生まれるのか。楽しみである。
この日、藍色一行の身内は五人になった。その話は特に広まる事は無かったが、一部の者は密かに祝福した。これが、後にどうやるのか。まだ誰も分からない……
今日の幻想郷、場所は永遠亭。
「優曇華」
「はい、師匠」
「藍色は何をしているのかしらね?」
「姫が出会ったみたいですよ。元気にしていたそうです」
「そう、元気なら良いのよ」
「……そうは見えないですよ?」
「……ああ、分かる? 元気だと嬉しいのだけど、来てくれないのは寂しいのよ」
「それなら、姫が誘ってましたよ。その内来るんじゃないですか?」
「そう、なの?」
「はい。だからゆっくり待ちましょう」
今日も幻想郷は平和です。
やり切りました。やり遂げました。自分の誕生日に、皆様に最新話を出せた事が非常に嬉しいです。駄文云々など関係無く、ただ嬉しいのです。
では参りましょう、下手すると最後になるかもしれない挨拶です。
どうも、天の空か色の空か分からない空の字を持つ空椿、略して天色の空椿です。
小町のオリキャラ化が終了しました。次回は小町の紹介のみで、それが終われば、当初の宣言通りエタ~ナります。ただ、東方二次作品の続行可が決まった場合、もしかしたら復活するかもしれません。
ただ、これを書いている時点では東方二次はまだ書いて良いと決まっているわけでは無いよう(あるかもしれないけど、見つけられてません)ですので、まだ分かりません。とにかく今の時点で私から言える事は、せめて二十日まで藍蓮花と付き合って下さいという事です。エタ~ナればそれまで、藍色一行の行き先は皆様の中に任せます。
もし復活の兆しが見えたのなら、また皆様の前に現れます。後は、私のなけなしの運を天に捧げ、その時を待つのみです。
さて、いつもの調子に戻りましょう。
幽香さんは藍色一行の中でも特殊な方です。一行の中に居ないながら、一行を最も理解しているであろう人物です。ちなみに二番に文が来ます。
そして、一行にかなり影響されている人物でもあります。能力の応用を最も熱心に考えているのも幽香でしょう。既に身内の一人なのかもしれませんね。小町と一緒に紹介しようかな? いやいやいや……
にとりのバイクはハッキリ言うと、結局流行りません。ただ、テストに参加してくれた椛とレミリアは使う事になります。ただ、その使用目的ま大した事は無いのです。
レミリアは単に気分転換である。それ以外に理由は無く、今後も変わらない。
椛は、藍色から貰った大剣を納める場所の確保の為。にとりに専用のパーツを作ってもらいます。
正直趣味の領域です。だから、二人とも特に熱心だったりはしません。
では、ここまでとなります。私はここで筆を置き、東方復活が決定するまで藍蓮花を書く事はありません。
一応、小町の紹介を書くという仕事が残っていますが、それさえ終われば本当に終わりです。東方復活が出来るようになったなら、また皆様の前に藍蓮花を出すとしましょう。
では、これにて失礼しますノシ