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第二十話 戻ってきた平穏


更新が大分遅れてしまって申し訳ありませんでした……。

「はぁ……」

 俺は、ベッドに寝転びながら、本日何度目かの溜め息をついた。

 何のせいかなんて、分からない。でも、ちょっとでも気を緩めると、勝手に溜め息が出てくるのだ。

「どうしちゃったんだ? 今日の俺」

 自分に話しかけるように言ってみたが、もちろん返事は無い。


 ――今日の俺はおかしい。変だ。一体どうしたっていうんだ。俺らしくない。

 第一、彼女が消えたからといって、動揺する時点で、どうかしている。

「祐哉?」

 突然ガチャリとドアが開いて、俺は飛び上がった。

「な、何? 母さん」

 まだ心臓がバクバクしている。

「お風呂、早く入っちゃいなさいよ?」

「うん、分かってる」

 そう答えながら時計を見ると、まもなく十一時になろうとしていた。

 ……明日は学校だし、今日は早く寝なくちゃな。

 俺は、着替えを持ち、風呂に入るために階段を下った。


『どうしたらいいんだろう』

『俺は、何がしたいんだろう』

 そんな考えが頭の中に浮かんでは消え、消えては浮かんで、を繰り返していた。



「おはよう!」

 母さんの明るい声が聞こえた。

 カーテンを開けてみると、暖かい朝の光が差し込んでくる。


 ――昨日、何だかんだ言いながら、なんとか眠れたんだな。良かった。

「ああ」

 そんな事を頭の片隅で考えつつも、俺は適当に挨拶を返した。

「何よ、その気乗りしない様な返事は」

 母さんは、腰に手を当てて、言った。

「まあいいけどさ、早く支度しちゃいなさいよ? 今日学校なんだから」

 母さんのその言葉で時計を見ると、時計の針は七時を指していた。

「分かってるって。もう、いいから早く降りてってよ」

 母さんを部屋から追い立て、着替えを始める。

 ……やっと静かな朝を迎えられるんだなあ。

 俺は大きなあくびを一つした。


次話あたりで完結する予定でいます。


最近、コメディーが入っていませんが、最終話はきちんと入れますので、楽しみにしてて下さいね――とは言えませんが(苦笑)、頑張りますので応援よろしくお願いします。

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