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SFっぽいもの

もしも恐竜が『長日性季節繁殖動物』であったなら

作者: 木苺

(2024年10月8日追記)


レビューをいただいた記念に小話を、あとがき部分に追加しました。


(初期設定が短編投稿なので 長文設定のときの番外編みたいに話数を増やせず、

 あとがき部分に追記しました。m(__)m) 


(2024年12月23日 追記)

本文・小話・あとがきの境目がわかりにくいので 画像を追記しました 

挿絵(By みてみん)


日照時間が長くなる季節に繁殖期を迎えるのが、長日性季節繁殖動物だ。


言い換えるなら、春になると発情するのだ。


馬は妊娠期間が11か月と長いから、春に子馬を産んだら すぐに種付けを受けることになる。

 そのために かつては、優秀な競走馬を産ませるために、

 優秀な産駒の♀が妊娠中に、種付け予定の優秀な♂馬のいる牧場に輸送して

 そこで 出産させてから、すぐに種付けをさせたそうだ。


そして この発情期というのは、「春先に起こる日照時間の急激な延長を目からの光刺激として受け入れ」ることにより、雌雄ともに それぞれの生殖機能を活性化させるホルモンが分泌されることにより起きるのだそうだ。

 

 つまり北半球では、夏至を中心とする5月~7月ごろに繁殖期を迎えることになる。


そこで、馬を飼育するときに、夜間は馬を馬房に入れ、

その馬房の中に設置したライトの点灯時間をコントロールすることにより

馬の発情期を前倒しすることが 現在 競走馬を生産する牧場では行われているらしい。


その理由は、北半球の競走馬たちは毎年1月1日に一斉に歳をとり、

出走するときは その馬齢+その他の条件により斤量が定まるから。

 つまり 競馬界における馬齢が同じならば、少しでも早く産まれて 実際の月齢が多い方が

 より多く成長していて レースでは有利ではないかと考える人が多いからだ。


 そもそも競走馬というは 若い馬たちのスピード競争であり、

 競馬は、同じ馬齢の馬同士を競い合わせている。

 

 ならば6月の新馬戦(2歳馬)に出場する馬の場合、 

  5月生まれの月例25か月の馬よりは

  1月生まれの月例29か月の馬の方が

 体格的にも 調教による学習期間の面からでも有利であろうと期待できるという発想だ。



そこで 私は考えた。

 もしも 恐竜が 長日性季節繁殖動物であったならと。


恐竜絶滅の原因仮説には いろいろあるのだけれど、

現在では、

そのきっかけとなったのが、隕石落下や 火山の大爆発により巻き上がった粉塵が空を覆い

日照量が長期間減少にしたことによるのではないかという説が、わりと支持されているようだ。


ただ なぜ 日照量の低下が恐竜絶滅につながるのかという 因果関係になると

どれもこれも 反論噴出の諸説がとびかって これと言った決め手がない。


(仮説1)

曇り空がつづいて 気温が低下したから、

変温動物である恐竜が 寒さで活動が衰え 最終的に死んでしまったのではないか

 VS

最近では 恐竜は体毛や羽毛を持つ 恒温動物だったのではないかと

 化石などの分析・より精密な発掘調査から言われている


(仮説2)

日照時間が減って 植物が枯れてしまって

最初に草食動物が餓死、続いて草食動物を食う肉食動物も餓死したのではないか 

 VS

それだけの理由で 本当に絶滅に至るのだろうか?

 そんなに 植物が枯れてしまったのなら、植物だって 絶滅しているのではなかろうか?

という疑問


そこで 私が思いついた仮説がこれ!

 仮説のポイントは、発情期と 性成熟

  つまり ホルモンです!


(その1)

・もしも 恐竜が 『長日性季節繁殖動物』であったなら、


いつもいつも 何年も何年も曇り空が続いていたのなら、

恐竜たちは いつまでもたってもその気になれず、発情期が訪れず

子孫を残せなくなってしまった~

 VS

そもそも 恐竜の寿命って何年なの?

生殖年齢を超える期間 ずーっと 曇りっぱなしだったの?



(その2)

・♂(うずら)は、精巣の成熟には、6週齢までの毎日の照明時間が影響する

   4時間~8時間:著しく遅延

   16時間:良好な発育

   24時間:さらに発育が促進


 ♀鶉の産卵率が50%に達した日齢には、育成期間(6週齢まで)の照明時間が影響する

   8時間照明:産卵率50%になるのが69日齢(つまり生後69日):著しく遅延

   16時間以上:56日齢


 産卵期(6週齢以後)の♀鶉の産卵率は、照明時間が

   8時間~20時間:照明時間が長いほど 産卵率があがる 

   20時間を超えると 産卵率が下がり出す


  (ただし 産卵率が上がると生存率が下がるのは、鶏の産卵疲れによる早世と同じことであろう)


・鳥の種類によって、性成熟や産卵反応が影響を受ける光の色(波長)が異なる


   鶏:光の色による差が無い


   アヒルの性成熟

    赤色(長波光)により早くなる


   七面鳥の性成熟

    赤色と長波長の白熱灯光により早くなる


   うずらの性成熟及び初期産卵

    赤色光 >白熱灯光により育成、産卵期も早くなり産卵も多くなる


    短 波長の緑お よび青色光 に よる場合 は,照 度が弱い程 性成熟が遅延 し,か つ産卵 も減少


    育成期に受けた照明の色の効果は、5週 齢 以後に白熱灯光に統一しても、影響が残る


・鶉の遺 伝的産 卵能力を最高 に発現す るためには,

    赤 熱灯光,白 熱灯光に よるいずれ の照 明時間 も16時間では不足

    赤熱灯光な ら18時 間で最高産卵率

    白 熱灯光 なら20時 間必要


つまり 産卵ができる体になり、活発に産卵を続けるためには、毎日18時間~20時間 光を浴び続ける必要がある!



・そして 最近では、衛星データと地上(海上)観測データによって得た値をもとに、

雲が存在することによって大気による太陽放射の吸収が、

今まで考えられてきた値(計算値)よりもかなり大きいのではないかと考えられるようになってきた。

それは、地表面で観測される短波放射量が 計算値よりも小さい値になっていることとも関係している

(その要因として、計算モデルの 「実際の雲の把握」が荒かったからではないかという指摘もある)


まして 通常、雲は水蒸気の集まりとされているが、現実には塵芥を含んだ雲(火山灰・スモッグ等)もあるわけだから。

 

    

以上から、曇り空が続くと、発情期が発生しない可能性に加えて

せっかく生まれた子供たちの性成熟が遅れたり、未熟になったり

産卵そのものが減る可能性もあるということだ。



だから 大気中にばらまかれた塵芥がおさまって お空に青空が戻って来たとしても

曇り空の間に生まれた子供達の生殖機能が未熟なままで 次世代を産み出せなかったのかもしれない。


あるいは 想像をたくましくすると、曇天が続いた間に、

恐竜たちの精巣が委縮したり 卵巣の働きが低下して 不妊体質になってしまったのかもしれない。


だったら 人間も 不妊治療だ~!と言って高いお金を払って病院という室内で過ごすよりも

そのお金で 太陽光がサンサンと降り注ぐ南海の海辺のバカンスに行って

夫婦してのんびり 楽しく過ごしたほうが良いかもしれないよ~。

 とまで言っちゃうと 無神経・無責任すぎる発言になってしまうかな?ごめんなさい。


 だけど私としたら、女性にとって 精神的にも肉体的にも負担の大きい「不妊治療」なんてものを強いるよりも、

 まずは男の生殖機能を調べろや!

 生殖機能の低い男は自分の子供を欲しがるなよ!

  子育てしたいなら養子をとればいいだけじゃないか!

  どうしてもというなら自分の生殖能力を上げる為に男だけが不妊治療を受けろよ!

  不妊治療中の男の精子の受精能力を確かめるためにと言って

   妻の体の中から卵子を抜き出すという拷問・暴力を強行するな!

と 強く世論に訴えたい!!


そして 受精行為そのものが 女性に肉体損傷をもたらすリスクが高く、

安全な交わりであったとしても、女性にとって精神的・肉体的負担をもたらすのだから(射精による快感は男性だけのもの)、

せめて そこに至る雰囲気づくり・女性が 楽しくハッピーな気分で臨めるような環境を用意することに

もっとお金を使いなさい! 不妊治療に多額の費用をかける前に!! と言いたいです♪


さらに言えば 女性が安心して 出産・子育てに臨めるように

しっかりとした家庭的基盤を 労力面・費用面・環境面と全方位に築いてから、

 女性にプロポーズしなさい!

と言いたいです。


自然界の生き物・野生の動物たちが、

 雄が己の性成熟度を体色でメスに向かってアピールしたり

 己の肉体的強さを オス同士の争いによりメスの前で示したり

 立派な巣を用意して 僕の所なら安心して子育てできるよ~とアピールしたり

 食糧を貢物として オスがメスの前にせっせと運んで、己の扶養力を示して

雌の気を惹こうとがんばる、

 そういう 動物本来の姿をとりもどしましょうよ! 人間の♂達も。


いったい どこの種族が オスの生殖能力の低さを棚上げにして、メスの肉体を改造しようとか

(不妊治療は 一言で言えば そういう行為にすぎません)


メスを襲おう・無理強いしようなんて考えるというのです?

 (今や カップル間の不同意性交が問題とされる時代です)


 人間のオス以外のどの生物種が そんな蛮行・愚行を繰り広げるのでしょうか?

  (例外は 人工的環境下のサルどもですね)


そして真面目な勤労者・子供達のために、

職場の照明やPC・スマホ画面などから目に入る光刺激に関して

(光量・明るさ・さらされる時間等)について

性成熟や 排卵・射精無精回数・受精率・受胎率・出産率との関係を

家禽類・家畜類同様に きっちりと研究・調査したらいかが?

 しょーもない 少子化対策で 無駄金使って 真面目な一般女性にストレスをかけるくらいなら

と言いたいです!


 庶民の間では 職場によって あそこにお勤めの男性と結婚したら子作りに苦労するとか

xxの職種の方と結婚したら 子供が欲しければ 旅行かなにかでリラックス刺激をあたえないとむつかしいぞ、なんて ひそひそと もしくはおおっぴらにとささやきあっているおばあちゃん予備軍の話を 時々耳にしますけど・・。


 あるいは、理系男子自身の口からも 「結婚したら配置転換してもらう!うちの職場に残ると子供ができないから」って話が普通に出てきたりしますもんね。 特に勤務時間に問題のない職場なのに。


 「なぜかはわからないけど 「妻を妊娠させにくい・配偶者が流産しやすい」と社内でもうわさの部署から、社内移動しただけで、あっさりと子供できて「今や子育てに奮闘中!」」

って男性の職場の話も 割とよく聞くんですけど、男子諸君から。





・というわけで 隕石や火山の大爆発による粉塵に覆われた結果 恐竜が絶滅したという仮説に

 新たな視点を付け加えたい。


 餌の減少や 大気の低温化の影響だけでなく、

 発情期が訪れなくなったり、子供達の性成熟が遅れたり、産卵そのものが減った可能性もあるのではないか? って。


・そう考えると、万年発情期のサル族が 繁栄することになったのも

 案外 たとえ曇り空が続こうと 子作りを続けた結果かもしれない。


 ということは 恐竜の方が 人間よりも 繊細な感性を持っていたのかもしれないよ。(笑)


今頃 恐竜たちは 別世界に転生して、

 やーい 野蛮なサル族どもめ

 今も 地球でみじめな暮らしをしてやがんの


と笑っているかもしれない。


挿絵(By みてみん)

  


Ω Ω おまけの小話  Ω Ω


クマさん

 もしも 恐竜が 短日性季節繁殖動物であったなら、 この話はどうなるんや?


寅さん

 その場合は、急に日照時間が減ったからと、♡秋・冬が来た~♡ と思って 一斉に発情するかもしれん。


 しかし その後は ず~っと 日照時間が短いままだから、やっぱり それ以後の発情がないのでは?


クマさん

 ようは 馬やロバのように 日が長くなると発情するものも

 羊・ヤギのように日が短くなると発情するものも

 どっちも 季節により発情期が決まっている、それは 温度じゃなくて光刺激の変化によるホルモンが関係しているってことか?


寅さん

 少なくとも 馬に関しては そこまで研究されたらしいぞ。

 羊やヤギが そこまで研究されたかどうかは知らんけど。


クマさん

 なんで 馬だけ?


寅さん

 わし 競馬好きやから。


クマさん 

 お前さんのことを聞いてんちゃうわ。

 なぜ 馬の研究がそこまで進んだかや?


寅さん

 そりゃー 競馬は 賞金がごついからやろ。


 馬1頭で 22億以上も賞金獲得したのが、ウシュバテソーロとイクイノックスやと


クマさん

 コウタローは いくら稼いだんや? わし あの歌好きやったー。


寅さん

 知らんがな


 ところで 植物も 短日性植物とか長日性植物とか あるらしいぞ


クマさん

 知ってる 知ってる 電照菊やろ。

 飲んで終バス逃して夜道を歩いとったら、街灯なくても ビニールハウスの光で道が明かるうて助かったわ


寅さん

 いつの話や?!


というわけで そろそろ おあとがよろしいようで m(__)m


挿絵(By みてみん)


ΩΩ 小話(その2) ΩΩ


【もしも恐竜が、短日性季節繁殖動物で 

   しかも在胎期間が長い動物であったなら・・】


隕石の落下や火山の大噴火で 急に曇天が続くようになると・・


 メス:妊娠中 もしくは 幼体


 オス:予定外の発情で メスたちに迫りまくる


夫婦喧嘩勃発 恐竜大戦争により ・・・ なんちゃって(;'∀')

 (じっさいは もっとややこしいことになると思うけど、そこはデフォメルしてw)


(発情期があると 群れとして集団子育てなどができて 種の存続に有利に作用するかもしれないけれど

 その発情の引き金となる 自然的要因(日照等)が乱れると 崩壊の危機に至ることもあるのかも。)



挿絵(By みてみん)


(画像出典)

〇ドイツの約2億500万年前の地層から見つかった最古の首長竜化石(ボン大提供)

〇ドイツの約2億500万年前の地層から化石が見つかった最古の首長竜化石の骨格図(小田隆氏作成、東京大提供)

・2億500万年前の「首長竜」の化石 ドイツで発見-独ボン大など

 日刊工業新聞  2017/12/14 05:00

 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00454456  より上記2点


〇電照菊

①沖縄の電照菊は、畑に照明 23:00~4:00

https://okinawaa.com/%E3%80%8C%E9%9B%BB%E7%85%A7%E8%8F%8A%E3%80%8D%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%AE%E5%AF%92%E3%81%84%E5%A4%9C%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%95%91%EF%BC%81/


②九州 

https://kariud.exblog.jp/25639613/

こちらのサイトには 「電照菊ハウスのある風景」写真が複数あり、どれも趣きがあります


渥美あつみ ハウスの中

https://apec.aichi-c.ed.jp/kyouka/shakai/kyouzai/2018/syakai/tousan/tou211.htm

 愛知県の園芸農産の紹介の1頁

 電照菊栽培の歴史・ハウス管理などの説明あり


〇「首長竜プレシオサウルス」はどう「泳いでいた」のか。ロボットを使って解明、東北大学などの研究

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7792c68d983db11ee7741554b2d12cb305dfe7c5

 2024 11/13(水) 8:13 石田雅彦


・要点

前のヒレの羽ばたきで生じた水の渦の列を後ろのヒレが後方への推進力に活用



(参考文献)


・馬の発情期に関して

https://bokujob.com/blog/article/2022/jra-83.html#:~:text=%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E7%B4%8411%E3%83%B6%E6%9C%88%E3%81%AE,%E3%81%AB%E5%87%BA%E7%94%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82


・新馬戦

https://jra.jp/kouza/yougo/w266.html (JRA)


・日本 ウズ ラの産 卵 に お よ ぼす 産 卵 期 の照 明時 間 お よ び照 明 の色 の 影響

 桜 井 斉 稲沢高等学校 日本家禽学会誌21巻6号(1984)

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpsa1964/21/6/21_6_296/_pdf


・大気は太陽放射をどれだけ吸収するのか?

 早 坂 忠 裕

 https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/1995/1995_11_0789.pdf


・日本馬の歴代獲得賞金ランキング

https://dir.netkeiba.com/keibamatome/detail.html?no=1539

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― 新着の感想 ―
大変興味深く拝読させて頂きました。 なるほどと。 同じ変温動物の昆虫も、越冬に備え特定の季節で産卵しますものね。 それに、光刺激を研究したら、確かに少子化も解決しそう。 日本が子沢山の時代は夜が暗かっ…
[一言] 恐竜、ロマンですよね。 私はその想像図の二転三転に卒倒と虚脱を繰り返し 「ああ、もう何でもありなんだ」と云う悟りに至った世代なので最近は、エリマキトカゲやバジリスクみたいに思い切り胸を張り鼻…
[良い点] とても面白い説だと思います。 誰か真面目に研究しないかなこれ。
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