終焉る芥カタコンベ

地球上に巨大なモンスターが現れてから20年が経った。

奴等の肉を食べたら肉体が活性化するという情報にゴールドラッシュの気配を感じ取った腹黒紳士「志遠」と関西弁少女「倭文」は素材を収集しようと奮起したのだが、なかなかモンスターを倒せずに逃避行を繰り返していた。

そんなある日の事。倭文が受けてきた依頼は、突如として音信が不通になった隣町の捜索だった。しかし意気揚々と乗り込んだ矢先に大量の蟻型モンスターから襲われ、志遠は倭文とはぐれてしまう。

どうにかこうにか単独ながらも脱出して街に戻ってきた志遠を待っていたのは牢獄と炭鉱所での強制労働。しかも、命からがら持ち帰った情報はお上の成果になっているらしい。

志遠は倭文の救助とお上への復讐を誓って立ち上がる。「そうだ、教祖になろう」