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傲慢な貴方は、私を無理やり彼女にしたてた!

作者: 七瀬
掲載日:2021/11/15








私の周りに、私を強引に彼女にさせようと考えている

男がいる事に私は気づく。

私の職場の人間に、剛情 角次郎という男がいる。

この男性ひとは? 57年間、彼女も作らず好きな女性ひと

作らず、ずっと一人だったらしい。

だけど私と出会って、【運命を感じた】と言って、私と強引でも付き合い

と思っているらしいの。

私は彼はタイプじゃないし、それに何より私は結婚こそしていないが

ずっと一緒に同棲している男性ひとがいるわ。






・・・でも、その事は職場の人達には内緒にしていたの。

それがいけなかったのかもしれない!

この剛情という男は、皆の前で私に何度も“好きだ、付き合ってほしい”

と言うようになったわ。

私は、同棲している彼の事は言えないし。

ずっと、皆に黙っていたのに。

いつの間にか? 剛情は、私と付き合っていると言う話を職場の人達に

言いはじめていたの。

実際は、付き合ってもいなし! ずっと私は断り続けている。

そのうち、ひとりひとりが私にこう言うようになったわ。



『前田さん、剛情さんと付き合ってんだって!』

『えぇ!?』

『昨日、剛情さん前田さんの作った晩ごはんの話してたわよ』

『・・・そ、そんな、私と剛情さんは付き合ってませんよ!』

『おかしいわね? ワタシにも、前田さんと数週間前にふたりでデート

したって話してたわよ!』

『・・・わ、私には、他にすき、』

『えぇ!?』

『何でもありません。』

『あら? 剛情さんって、男らしいじゃない! ワタシ、嫌いじゃないわよ』

『わたしもそう思うわ!』

『・・・・・・』








 *





・・・いつの間にか? 私は剛情さんと付き合っている事になっていた。

その事を、直接! 剛情さんに話すと?

この男は、悪気もなく私にこう言ったわ。



『まあまあ、いいじゃない! 俺達お互い“独身”なんだし!

お互い付き合ってる事にしておいた方が楽でしょ!』

『こんなの困ります! 実際に私と付き合ってないじゃないですか!』

『じゃあ、付き合えばいいじゃない!』

『ふざけないでください! 私は貴方みたいな人タイプじゃないんです!』

『俺と付き合ったら? 好きになるかもよ!』

『私がいつ、付き合ってる男性ひとがいないって言ったんですか!』

『えぇ!?』

『いますよ、私も45歳ですし! 同棲してる彼ぐらい居ます!』

『・・・そ、そうなの、』

『当たり前でしょ! 剛情さんと一緒にしないでください!』

『・・・ご、ごめんね、』

『分かってもらえたなら、いいんですけど...。』







・・・この段階にきて、やっと本当の事をこの男に言えた。

私はてっきりこの男が、私の話した事を理解してくれていると思って

いたのに。



まさか!? こんな事になるとは?

私は、突然! 職場の上司に呼ばれる。




『前田、お前? 剛情と付き合ってるのか?』

『えぇ!?』

『“噂になってんぞ!”』

『・・・そ、そんな、』

『ウチは、職場恋愛は禁止になってるから、結婚とか考えてるなら

直ぐに“寿退社”するように、、、!』

『・・・ちょ、ちょっと待ってください! 私と剛情さんとは何でも

ないんです!』

『じゃあ、何でこんなにも噂が広がってるんだ!』

『・・・剛情さんが、勝手に噂を流して、それで、』

『本当は、前田もまんざらじゃないんじゃないのか!』

『そんな訳ありません!!!』

『・・・す、すまん、取りあえずは! 剛情とは距離を取れ! いいな!』

『はい!』






・・・職場では、私の知らないところで勝手に話が進んでいる。

○○までに、私と結婚式を挙げるとか?

籍も、○○日までには籍を入れるとか?



恐ろしく私はこの“剛情”という男が怖くなった。

傲慢なこの男は、私を無理やり彼女にしたてたのだから...。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 怖いけど うん、実際に似たようなことがどこで起きていそうで 怖い(-_-;)
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